岩手から広がるクリエイティブの波|木村氏インタビュー
地域の新たな価値を創造するメディア『thinc Journal』が新たな連載を開始しました。このシリーズでは、岩手県盛岡市を拠点に新しい波紋を生み出すヘラルボニーのコミュニティーマネージャー、木村芳兼氏に焦点を当て、彼のキャリアやクリエイティブのビジョンについてお話を伺います。
クリエイターが輝く場を求めて
木村氏は、秋田県鹿角市から毎日2時間かけて盛岡に通っています。彼のキャリアは、最初はアパレル企業のパタゴニアでスタートし、次に地域おこしに関わる仕事や福祉の現場で働いていました。このような背景をもつ彼が、なぜヘラルボニーに参加することを決めたのでしょうか?
「私が福祉に興味を持ったのは、地域での人々の交流や支援がもたらす力を目の当たりにしたからです。特に福祉は、社会の中で目立たないですが、非常に重要な役割を果たしています」と木村氏は語ります。
ヘラルボニーのビジョン
ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」というキャッチフレーズとともに、障害のイメージ変容と福祉を基盤にした新たな文化の創出を目指し、2025年3月には岩手県内唯一の百貨店、川徳に「HERALBONY ISAI PARK」をオープンします。この場は、単なる商業施設ではなく、地域のクリエイターが集まるコミュニティスペースとしても機能する予定です。
木村氏は、ISAI PARKでのコミュニティーマネージャーとしての役割について、さらにこう続けます。「私たちは多くの人々をつなぎ、地域に新しいアイデアや文化を取り入れていくことを目指しています。」
個の幸せ、社会の変革
木村氏の熱意は、個人の幸福が全体の変革につながるという信念に根ざしています。「個の幸せがあってこそ、初めて社会全体が豊かになると思っています。そして、その幸せを実現するための手段として、クリエイティブな活動が重要だと感じています」と彼は語ります。
今後も木村氏は、ISAI PARKを通じて人々のつながりを育みながら、クリエイティブな挑戦を広げていくことを誓っているのです。彼の情熱的な取り組みは、他のクリエイターたちにとってもインスピレーションとなることでしょう。
thinc Journalの取り組み
『thinc Journal』は、地域の課題解決や地元を盛り上げたいクリエイターに向けて情報を発信するメディアです。木村氏のストーリーを通じて、読者の皆様にも自身がクリエイティブな挑戦を行う際のヒントやインスピレーションを得ていただければ幸いです。
全国の皆様と共に、地域のクリエイティブな力を再発見し、未来への一歩を共に踏み出していきましょう。