MapFan新機能登場
2025-12-23 13:34:23
地図検索サイト「MapFan」新機能、業務用印刷とお絵描きマップが登場
地図検索サイト「MapFan」の新機能登場
ジオテクノロジーズが提供する、会員数約300万人を誇る地図検索サイト「MapFan」に、新しい機能が追加されました。「社外利用印刷 β版」と「お絵描きマップ β版」の二つの機能が、地図を業務用途でより便利に活用するために設計されています。
新機能の概要
社外利用印刷 β版
この機能は、業務用に地図を印刷し、外部に配布することが可能になります。これにより、道路工事を行う企業が近隣住民に向けて「工事のお知らせ」を配布する際や、不動産業者が物件の紹介チラシを作成する際に役立ちます。また、印刷時には12カット分の地図を自由に複製することができ、著作権の問題を気にすることなく利用できます。
この機能は、MapFanプレミアム会員を対象としており、利用期間は2025年12月23日から2026年12月17日までとなっています。会員は低コストで地図印刷サービスを活用することができ、効率的に業務を進められます。
お絵描きマップ β版
もう一つの注目機能である「お絵描きマップ」は、誰でも利用可能で、地図上に直接文字や図形を描き込むことができる機能です。このことにより、地図自体を加工しながら、より具体的な情報を伝えるチラシや案内図を簡単に作成できます。
これらの機能の追加は、インフラの老朽化に伴う工事の増加が背景にあります。国土交通省などの提案を受け、全国的にインフラの更新が進められています。このような状況下で、近隣住民への情報提供が求められるなか、「社外利用印刷 β版」のニーズが高まっていたのです。
機能追加の背景
全国のインフラ設備の状態が悪化している近年、2024年に埼玉県八潮市で水道管の破裂が原因となる大規模な道路陥没が発生しました。この問題を受けて、自治体はインフラの再構築に向けたさまざまな取り組みを進めています。このような背景から、道路工事や関連情報を住民に的確に伝えるための地図印刷ニーズが surgirしてきました。
これまで、地図の業務用印刷には個別の許諾契約が必要で、手続きが煩雑でコスト面でも負担が大きいという課題がありました。しかし、新たに提供された機能により、これらのサービスを手軽に低コストで利用できるようになります。
今後の展望
ジオテクノロジーズでは、これらの新機能を通じて実際のニーズを把握するために利用者へのアンケートを実施します。これにより、さらに便利で使いやすい地図の印刷や業務利用の機能追加を検討する予定です。
MapFanサービスについて
「MapFan」は1997年にサービスを開始して以来、継続的に進化を遂げ、現在では日本国内でも最大級の地図サービスとされています。多言語に対応した地図表記や豊富な機能が利用できる「MapFanプレミアム」サービスも提供されており、さまざまなニーズに対応しています。
この度の新機能追加によって、地図を活用した業務がさらに効率的になり、幅広い分野での活用が期待されます。詳細やアンケートについては公式サイトで確認することができます。