任天堂ミュージアム内に新たな食の楽しみ誕生
2024年10月2日、京都府宇治市にオープンした「ニンテンドーミュージアム」の中に、特異なカフェ「はてなバーガー」が登場しました。このカフェは、スマイルズが業態の開発から運営までを手掛けており、訪れる人々にユニークな食体験を提供しています。
27万通りのハンバーガーの楽しみ
「はてなバーガー」の最大の魅力は、自分だけのオリジナルハンバーガーを作れる点です。豊富な選択肢により、バンズは3種類、主要な具材は5種類、トッピングは11種類、さらには7種類のソースから選択することが可能です。その組み合わせはなんと27万通りにも及び、自分の好みにぴったりのハンバーガーを見つける楽しさがあります。特に、京都産の新鮮な素材「九条ねぎ」や「万願寺とうがらし」、さらには「しば漬け」などがトッピングとして使用でき、日本ならではの風味を感じられます。
また、この店名が「はてなバーガー」となった由来は、任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」シリーズの「はてなブロック」にちなんでいます。何が出るかわからない期待感が、ハンバーガー作りのプロセスにも反映され、まるでゲームのキャラクター作りのようなワクワク感を味わえます。
独創的な「和」バーガーも
「はてなバーガー」では、定番のハンバーガーの枠を超え、日本の伝統料理をイメージした創作バーガーが楽しめます。たとえば、すきやき、親子丼、西京焼きといった、親しみのある日本の料理がハンバーガーの形で提供されます。これにより、従来のバーガーとは違った新しい食文化の融合が生まれています。また、店内で味わえるドリンクには、ピーチとベリーの酸味を生かした「ピーチ&チーズ」や、宇治茶の老舗ブランドの抹茶を使用した「グリーンティーフロート」なども用意されています。
歴史を感じる店内デザイン
「はてなバーガー」のデザインは、任天堂の宇治小倉工場の歴史を大切にした空間が広がっています。店内は3つのステージで構成されており、それぞれ異なる遊び心満載の仕掛けが隠されています。「バーガーファクトリー・ステージ」で工場の面影を感じ、「バーガーショップ・ステージ」でゲームのフィールドを体感し、さらに「ノスタルジック・ステージ」で80年代の懐かしさに浸ることができます。また、宇治小倉工場で使われていたコンテナやパレットを再利用したインテリアも魅力的です。
親しみやすいカジュアルさ
カフェの営業時間は午前10時から午後7時まで、ラストオーダーは6時15分です。毎週火曜日に定休日がありますが、祝日の場合は営業し、翌水曜日が振替休館となります。店内は131席あり、車椅子のお客様でも快適にお過ごしいただける席も用意されています。特に、12時から15時の間は混雑が予想されるため、それ以外の時間帯での訪問をお勧めします。
「はてなバーガー」は、ただ食事を楽しむだけでなく、任天堂の楽しい世界観を体験できる場所にもなっています。訪れる方々が楽しめる空間でありながら、オリジナルなハンバーガーの魅力を存分に楽しんでいただける素晴らしいカフェです。ゲームファンはもちろんのこと、食好きにも喜ばれる新しいスポットに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。