生理のつらさ理解展
2025-08-06 15:07:49

生理のつらさを理解するための新たな一歩「違いを知ることからはじめよう展」

生理のつらさを理解するための新たな一歩「違いを知ることからはじめよう展」



2025年7月24日から27日まで、東京・丸の内の丸ビルにて、株式会社ツムラによる企画展『違いを知ることからはじめよう展』が開催されました。この企画展は、「#OneMoreChoice プロジェクト」の一環で、生理やPMSによる症状の理解を深めるためのものです。開催初日から多くの人が訪れ、合計で4,886人もの来場者がありました。生理に悩む当事者のみならず、パートナーや管理職の男性も多く参加し、理解を深める場となったことが印象的でした。

生理のつらさへの理解を深める展示



企画展は「イントロダクション」「気づく」「想像する」「向き合う」の4つのエリアに分かれており、来場者はそれぞれのエリアで、生理やPMSによる影響を疑似体験しました。たとえば、「気づく」エリアでは、人々が抱える「隠れ我慢」の実態を音声やマンガによって視覚的に表現していました。このセクションでは、周囲に迷惑をかけまいとする思いから生じる「隠れ我慢」を可視化し、来場者は自身の感情を考えさせられる体験をしました。

参加者からは、「周囲の理解が不足していることを実感できた」「生理の症状についてもっと知りたい」という声が上がりました。ある男性参加者は「どう声をかけたら良いかわからなかったが、具体的な状況を体験することで勉強になった」と話されており、この展示が理解の架け橋になったことがうかがえます。

具体的な体験を通じた共感



「想像する」エリアでは、実際の生理・PMSの症状を体感できる体験が用意されていました。参加者は倦怠感やめまいを疑似体験することができ、通常通りの生活がいかに難しいかを身をもって感じることができました。展示された「生理痛VR体験装置」には多くの人が参加し、現実感あふれる体験を通じて、普段は理解しがたい生理のつらさを体感しました。

共感を呼ぶ言葉と選択肢の提案



展示の最後に設けられた「向き合う」エリアでは、各参加者が「自分にとっての#OneMoreChoice」を書き込むコーナーがありました。ここでは、自身の思いや提案の言葉が次々と集まり、壁いっぱいにコメントが埋まっていきました。「相談できる相手を作りたい」「まずは話してみることから始めたい」といった多様な声が寄せられ、共感や気づきを促進する場となったのです。

生理についてオープンに話せる社会へ



メディア発表会には、人気インフルエンサー「みちょぱ」こと池田美憂さんも登壇し、「もっと気軽に生理やPMSの話ができる社会になってほしい」とコメントされました。彼女は、自身の経験を基に、生理に関して開き直ることも大切だと語り、理解を深めるための一歩を促しました。

この企画展は、単なる展示にとどまらず、参加者それぞれが自分自身や周囲への理解を深め、感じ方の違いを知る機会となりました。ツムラの『#OneMoreChoiceプロジェクト』を通して、多くの人が生理のつらさを理解し、我慢することのない社会に向けた一歩を踏み出したのではないかと思います。今後も、生理やPMSについての理解を深めるための取り組みが続くことを期待しています。

詳細な情報は、特設サイトで確認できます。


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