スマートラウンドが新たに提供する「AI資本政策」
株式会社スマートラウンドが、スタートアップと投資家向けのデータ作成・管理プラットフォーム「smartround」で、新機能「AI資本政策」を2025年7月にリリースします。この機能により、登記簿をアップロードするだけで、自動的に資本政策表を作成することができるようになります。
1. 「AI資本政策」とは?
「AI資本政策」は、登記簿の情報をAIが自動で解読し、最短4分で必要な資本政策表を生成する機能です。専門的な知識がなくても直感的に操作でき、アカウント登録が不要で無料で利用できます。これは、資金調達を行う上で欠かせない資料をシンプルに作成できる方法です。
2. スタートアップの課題を解決する
資本政策表は、株式の発行状況や株主構成を整理した重要な文書であり、特に設立間もないスタートアップにとっては、専門知識が必要で、エクセルでの作成やデータ入力ミスのリスクが付きまといます。実際、過去に3000社を超えるスタートアップの資本政策をサポートしてきた結果、半数以上に誤りが含まれていることが判明しました。
その結果、持分比率の誤った情報が書類として提出される事態が発生することもありました。投資家側には確認する余裕がない場合が多いため、誤った情報が流通する危険性があります。
「AI資本政策」はこの課題を解決します。ユーザーは単に登記簿をアップロードするだけで、AIが必要な情報を抽出して資本政策表を作成。これにより、スタートアップの経営者は貴重な時を無駄にせず、作業に集中できる環境が整います。
3. 今後の機能拡張
「AI資本政策」は今後さらなる機能が追加される予定です。具体的には、株主総会議事録や定款など、法的文書からの情報抽出・分析機能も開発され、スタートアップのファイナンスや管理業務をこれまで以上に効率化します。これにより、企業はより正確な情報を迅速に把握することができ、資金調達の準備をよりスムーズに行うことが可能になります。
4. 代表取締役社長のコメント
代表の砂川大氏は、「会社の資本構成は、登記簿に記載された内容と完全に一致していなければなりません。しかし、スタートアップの経営者にとって、資本政策は複雑で理解するのが難しいものです。私たちはその問題に向き合い、AIを導入することで、専門家でなくても正確な資本政策表を作成できるよう進化できたと思っています。私たちの目標は、起業家の方々が本業に集中できるようサポートすることです」と述べています。
5. スマートラウンドの理念
スマートラウンドは「スタートアップが可能性を最大限に発揮できる世界をつくる」をモットーに、東京都千代田区に本社を構え2018年に設立されました。今後もAIを駆使し、スタートアップにとっての煩わしい業務を解消するために取り組み続けます。
## おわりに
「AI資本政策」は、スタートアップの資本政策管理を革新し、起業家の時間と労力を大幅に節約できるソリューションです。今後の展開にも期待が高まりますので、ぜひ注目してください。