水ingエンジニアリングが和歌山で技術研修会を開催
2025年2月14日、東京を拠点とする水ingエンジニアリング株式会社が和歌山県有田川町で「し尿処理技術研修会」を実施しました。この研修は、同社が建設した汚泥再生処理センターを舞台に行われ、協力会社およびグループ社員を対象に最新のし尿処理技術に関する知識の共有が目的です。
背景と開催目的
近年、企業や社会の環境は急速に変化し、労働者の職業人生が長期化しています。この現状を踏まえ、学びやリスキリングの必要性が高まっています。水ingエンジニアリングでは、2020年に受注した汚泥再生処理施設の建設工事を機に、学びを促進するための研修を定期的に行ってきました。この活動は、厚生労働省が推奨する「職場における学びの促進ガイドライン」に基づいて行われています。
今回の研修では、社員同士の知識の深化や技術力の向上を図ることが主な目的となっていました。
研修会の内容
研修会当日は、汚泥再生処理センターに出向いた参加者が興味深い講義を受けました。当社の社員が、自社の営業、設計、建設の視点から業界の動向や最新のし尿処理技術について詳細に解説しました。特に、処理プロセスにおける設備の特徴やその運用方法についての説明があり、参加者は実学的かつ具体的な知識を得ることができました。
また、意見交換や質疑応答の時間も設けられ、参加者は日常の業務では得られない知見をシェアする良い機会となりました。参加者からは「非常に有意義な内容だった」との感想が寄せられ、業務に活かせる実践的な学びを得られたことが強調されていました。
参加者の声
研修には、和歌山県外に勤務地を持つ浄水場や下水処理場の運営を担当する社員や、営業活動に従事する社員、さらには本施設建設に関与した協力会社の社員ら、様々なバックグラウンドを持つ15名が参加しました。彼らからは以下のような声が上がりました。
- - 「普段の業務で得られない視点を学ぶことができた」
- - 「最新の技術を直接学ぶ機会が貴重であった」
- - 「私の所属する浄水場ではし尿処理技術に触れる機会がなかったため、非常に価値ある経験が得られた」
- - 「技術的な知識が深まり、今後の営業活動に役立てられそうだ」
研修を通じて、社員同士のコミュニケーションやスキル向上が図られました。
研修会の概要
- - 日時: 2025年2月14日(金)9:30~12:00
- - 参加者: 15名(社員、協力会社含む)
- - 開催場所: 有田周辺広域圏事務組合 クリーンセンター
- - 研修内容: し尿業界の動向、施工管理、処理フローの説明、設備見学
水ingグループの地域貢献
水ingグループは、地域社会とのつながりを大切にし、教育支援活動にも積極的に取り組んでいます。2023年には地域の高校生を対象にインターンシップを実施し、さらに小中学生向けにスポーツに関連した活動も行っています。
今後も水ingエンジニアリングは、持続可能な社会の実現に向けて教育活動とともに地域に貢献していく所存です。