岡山大学シンポジウム
2025-04-27 23:48:30

岡山大学と信州大学が共創する未来に向けたシンポジウムのご報告

未来を見据えた研究の協力



2025年3月17日、岡山大学津島キャンパスにて「岡山大学-信州大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)連携シンポジウム」が開催されました。このシンポジウムには100名以上の参加者が集まり、ハイブリッド形式で行われました。本イベントは、両大学が提唱する新たな研究の方向性や、組織改編の進展を共有する重要な場となりました。

J-PEAKSの意義


J-PEAKSは、岡山大学と信州大学が連携し、地域に根ざした高度な研究拠点を形成することを目的としています。両校はそれぞれ「水」と「植物・光エネルギー」といった分野での強みを生かし、協力することで、地球規模の課題解決へとの道を築くことを目指しています。

共同研究の推進はすでに昨年1月から始まっており、クロス・アポイントメント制度を通じて更なる戦略推進を図っています。シンポジウムでは、両大学の研究者が次世代の素材やエネルギーについて発表を行い、参加者と意見を交換しました。

研究発表の概要


シンポジウムの中で、岡山大学異分野基礎科学研究所からは仁科勇太教授と山方啓教授が登壇しました。

  • - 仁科教授の発表: 「ナノカーボン×サーキュラーエコノミー×岡山大学J-PEAKS:長期ビジョン2050」では、革新的な炭素材料の開発がいかにJ-PEAKS事業と関連するのかを説明しました。
  • - 山方教授の発表: 「光でつくる未来のエネルギー:水素製造材料の評価と潜在能力」では、水と光から水素を生み出す光触媒に関する実験結果が紹介され、粉末欠陥による光触媒活性の向上を示しました。

さらに、信州大学の手嶋勝弥教授と久富隆史教授もそれぞれの研究成果を発表しました。

  • - 手嶋教授は、安全な水の生産に向けたプロジェクトとロボットラボの開発について語り、実証実験の成果を示しました。
  • - 久富教授は、水素製造システムとそれに必要な可視光反応性の光触媒素材の開発状況を報告しました。

大学間の連携の重要性


シンポジウムでは、研究の戦略的推進やマネジメント施策に関する発表も行われ、岡山大学の河本雅紀課長とURAの松本匡史研究IR統括からは「社会と大学の変革を実現させる岡山大学の挑戦」が紹介されました。信州大学からも必要な環境や体制整備に向けた取り組みが発表され、参加者間で時間を掛けて意見交換も行われました。

増す期待②


シンポジウムの最後には、名古屋大学の藤巻朗副総長がオンラインで参加し、両大学の若手教職員への期待を語りました。若い研究者たちが新しい挑戦に熱意を持ち、未来のイノベーションをよろしく引き続き見守るよう訴えかけました。

このように岡山大学と信州大学の連携は、地域の研究力をさらに高め、国際的な研究大学群の形成に寄与することを目指しています。これからも彼らの挑戦が多くの人々に影響を及ぼすことが期待されます。J-PEAKSの推進により、地域と地球の未来を共創する研究大学の姿をぜひご注目ください。


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