商船三井、グリニッジ王立博物館との法人契約を更新
株式会社商船三井(以下、商船三井)は2024年8月から、グリニッジ王立博物館(通称RMG)との法人会員契約を初めて法人参画したこの契約を更新しました。この新たなパートナーシップでは、商船三井グループの一員であるMOL(Europe Africa)Ltd.、通称MOLEAが中心となり、英国の海事関係者や地域の人々に対して、海運の魅力や重要性をより一層広めることを目的としています。
地域社会への貢献
RMGとの連携を通じて、MOLEAは地域社会に対して様々な取り組みを行っています。具体的には、海運業の重要性や魅力を次世代に伝えるため、地元の学生が参加する「キャリアデー」を今年初めて開催しました。このイベントには、ロンドンのMOLグループ社員が参加し、約300人の学生と直接対話をし、海運業界でのキャリアの選択肢を提案しました。こうした活動は、地域における海運業の理解を深める大変重要な機会です。
社会貢献活動とエンゲージメント
さらに、商船三井の社員はRMGの施設内での社会貢献活動にも参加しました。たとえば、子供たちが利用する部屋の天井パネルに金箔を施す作業を行い、地域の子どもたちに楽しんでもらえる場所を作り出しました。このような活動を通じて、商船三井は地域社会における海事文化を守るとともに、企業としての存在意義を再確認しています。
学びの場としての博物館
また、MOLEAのロンドンオフィスで専門家を招いた講演会も開催しました。船舶設計の歴史について学び、海運・海事産業に関する理解をより深める機会を提供しています。RMGは、ユネスコ世界文化遺産に登録されている「海事都市グリニッジ」の一部であり、訪問者は海洋史や航海術、天文学、英国の海事遺産を学ぶことができます。
持続可能な未来に向けて
商船三井は、こうした活動を積極的に続けることで、社内のエンゲージメント向上にもつなげています。海運業界は24時間365日体制で物流を支えており、その安定性は私たちの暮らしに欠かせないものです。商船三井は、持続可能な未来に向けた取り組みも行い、青い海から豊かな未来を創出するための活動を続けていきます。RMGとのパートナーシップは、その一環として機能し、次世代に海運の重要性を引き継ぐ役割を果たしています。
このように、商船三井は海運業の魅力を広めるだけでなく、地域社会との関わりを深め、未来に向けた持続可能なビジョンを拓いていきます。