木のアート特集
2025-09-02 14:50:16

木の持つ豊かな魅力を体感するアート展「Wood Change 2025」

「Wood Change 2025 ~使おう、日本の木。」に潜む魅力



2025年9月23日から29日、阪神間で開催される「Wood Change 2025」では、日本の木材をテーマにしたアート展示が行われます。このイベントは、訪れる人々が木の美しさやその可能性を五感で感じることができる特別な空間を提供します。

展示会の概要


展覧会は、円形にカットされた木材を基にした展示什器で構成されており、来場者を心地よく迎え入れます。木材そのものの質感や香りに包まれた会場では、立体的なディスプレーがさまざまな表情を見せ、木の豊かさを直感的に体感できる仕掛けが整えられています。特に、会場奥に設けられる「日本の秋」をテーマにしたアート作品は、木の糸を使って表現された“秋のオーロラ”や組子細工の文様が、移ろいゆく季節感を映し出しています。

また、この展示では大阪産の木材を活用し、地域資源の循環利用を体現しています。訪れる人々は「木とともにある暮らし」の取組みを肌で感じ取ることができるでしょう。

特色あるアート作品


樹木布-JumokuFu-「日本の秋のオーロラ」


この作品は、国内の樹木を糸に紡ぎ、そのファブリックで“日本の秋のオーロラ”を表現しています。この樹木布はエシカルなライフスタイルを象徴するアイテムであり、国産の間伐材や端材を活用し、特別な技術で作られた糸から織り上げられています。特に木の特性を活かした吸湿性や消臭効果、さらにはほのかな木の香りが漂うこの布は、使うほどに風合いを増していく魅力があります。展示の一部は、月から暑く寒い季節までの色合いを活かした「日本の秋のオーロラ」が、色彩豊かに表現されています。

組子アート:「日本の秋・いのち」


「組子細工」とは、木材を釘を使わずに組み合わせて幾何学模様を作る日本の伝統技術です。この展示では、秋をテーマにした4つの文様が特徴的なアート作品が披露されます。「桔梗」や「麻の葉」など、古くから親しまれている文様が、繊細な技術で組み立てられており、視覚的美しさを提供するとともに、秋の情緒を呼び起こします。

これらの木材は、能登半島地震によって被災した家屋から取り出された古材を活用しています。この活動は、失われた記憶を形にすることを目的としており、伝統文化の継承にも繋がります。地元の高等学校の生徒たちも参加し、新しい命を吹き込まれた古材から誕生した作品は、ただのアートにとどまらず、地域文化と復興への思いを伝えます。

開催場所とアクセス


この展示は、大阪・関西万博のフューチャーライフヴィレッジ内で開催されます。交通は大阪メトロ中央線「夢洲駅」から西ゲートを経由して徒歩約6分です。これからの未来を見据えた木材利用の可能性を探るシンポジウムも初日に開催される予定で、詳しい情報は林業庁のウェブサイトで確認できます。

終わりに


「Wood Change 2025」は、ただの展示ではなく、木材が持つ文化的な背景や持続可能な利用についても考える貴重な機会です。訪れることで、私たちの日常生活と木との関わりについて新たな視点を得られることでしょう。2025年、関西万博での体験をお見逃しなく!


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