オイシックス・ラ・大地が未来の食材に向けた重要投資を実施！

オイシックス・ラ・大地、未来の食材に向けた新たな一手

オイシックス・ラ・大地株式会社の投資子会社であるFuture Food Fundが、ドイツのスタートアップ企業Formo Bioへの投資を発表しました。Formoは、麹を使った精密発酵技術を駆使し、アニマルフリーのチーズや卵といった動物性食品の代替品を製造・販売しています。この取り組みは、サステナブルな食文化の発展に寄与するものとして、注目を集めています。

投資の背景

オイシックス・ラ・大地の「Future Food Fund」は、フードイノベーションに特化したCVCファンドであり、その第17号投資案件としてFormoを選んだ理由も興味深いものです。近年の欧州では、環境問題や健康意識の高まりからビーガンやフレキシタリアンが増加し、動物性食品の代替品市場が成長しています。英国のビーガン協会によれば、2020年から2025年にかけて代替品市場は年平均7.3%から16.7%の成長が预计されています。

Formoの革新と課題

Formoが使用する精密発酵技術は、従来の動物性食品に対抗できる品質を保ちながら、製造ボリュームや価格の課題を克服しています。EU内での流通も広がりつつあり、売上の増加が期待されています。Formoの製品の一例である「Frischhain」は、一般的なクリームチーズに比べて温室効果ガスの排出量を65%も削減し、土地使用面積も83%、水使用量は96%も減少していることから、環境に優しい食品の開発を進めています。

食のサステナビリティ

オイシックス・ラ・大地のCEO、高島宏平は、この投資を通じて、日本にてFormoの製品が広まり、持続可能な食文化が育てられることを期待しています。Future Food Fundは、Formoが日本市場に展開する際には、オイシックス・ラ・大地のリソースを活用してサポートすることを約束しています。FormoのCEO、Raffael Wohlgensinger氏は、Future Food Fundとのパートナーシップに対し、持続可能で新しい食材を実現することが重要だと強調しています。

持続可能な食文化への進化

このように、Future Food Fundの投資は単なる資金提供に留まらず、日本国内の食スタートアップエコシステムの発展も視野に入れています。気候変動が進む中、サステナブルな食文化はますます重要になっており、世界的な潮流に乗り遅れないよう、日本でも同様の取り組みが求められています。

今後、Formoが日本で展開する商品やサービスによって、消費者のライフスタイルに変化が訪れることは間違いありません。オイシックス・ラ・大地の「これからの食卓、これからの畑」という理念のもと、私たちの食生活に新たな選択肢を提供してくれることでしょう。

こうした期待を胸に、私たちも新たな食文化の発展に注目していきたいと思います。