リジェネソームと東北大学が挑む新しい健康の形
東京都港区に本社を置くリジェネソーム株式会社が、東北大学と協力し、健康への低酸素環境の効果を示す新たな臨床試験を開始しました。この試験は、特に働きながら取り組める日常的な環境での実証が特徴です。
臨床試験の詳細
試験は、TAKANAWA GATEWAY Link Scholars' Hub(通称LiSH)で実施され、対象となるのは成人20名を予定しています。参加者は週に3~5日、1日1時間、低酸素空間に滞在しながら通常の業務を行う形。これにより、働きながら低酸素環境の効果を体感し、血糖や血圧、さらには老化に関する指標の改善が期待されています。
研究の背景
低酸素環境が健康に与える影響は、これまでの研究でも注目されており、特に高血糖の改善が期待されることから、今回の試験が行われることになりました。科学者たちは、対象者の血糖値や血圧を継続的に測定し、老化度を評価するために唾液中のDNAメチル化状態を調査する予定です。
10月6日のキックオフイベント
臨床試験開始に合わせて、2025年10月6日には「低酸素ウェルネス ― 実証キックオフイベント」が開催されます。このイベントでは、研究の内容に関する解説や低酸素空間の体験があり、参加者の交流も行われます。
イベント概要
- - 日時: 2025年10月6日(月)
- - 会場: LiSH 6F ワークショップルーム(東京都港区)
- - スケジュール:
- 15:45: 開場
- 16:00: 開始(研究説明、低酸素空間見学など)
- 18:00: 閉会
- 18:30: 懇親会
参加資格は、投資家や記者などの招待者に限られています。詳細については、Peatixイベントページをご確認ください。
LiSHについて
LiSHは、働く、学ぶ、交流する場を提供する実験場で、環境や健康に関する新たなソリューションを提供しています。様々な分野のプレイヤーが集まり、未来のウェルネスを共に考える場所です。
リジェネソーム株式会社のビジョン
リジェネソームは、エクソソームを活用し、老化を抑制したり再生医療に寄与する新しいソリューションを目指しています。ナノ粒子の研究を通じて、医療技術の革新や宇宙医学の発展にも挑戦しています。これからの時代の健康寿命を延ばし、人類の宇宙進出に寄与することを目標としています。
低酸素環境という新たなアプローチが、どれだけ私たちの健康に貢献できるのか、今後の展開に注目です。このような最前線の研究が行われていることを、是非ご自身で体感してみてはいかがでしょうか。