フジクラの新工場が稼働開始
株式会社フジクラは、千葉県佐倉市に新たなSWR®工場を開設し、このたび正式に稼働を始めました。この新工場は、独自技術を駆使した細径高密度型光ファイバケーブル(Wrapping Tube Cable®, WTC®)の生産拠点として、特に間欠固定型光ファイバリボン(Spider Web Ribbon®, SWR®)の製造を担当します。新工場が稼働することで、SWR®の生産能力は光ファイバ長ベースで約30%の増加が見込まれており、企業の成長とともに、通信インフラの発展にも大きく寄与することが期待されています。
新工場誕生の背景
近年では、生成AIの普及に伴い、データトラフィックが急激に増加しています。この結果、大容量の高速通信や、低遅延通信に対するニーズが高まっている状況です。国々では光ブロードバンドやデータセンターの整備が盛んになり、今後も継続した需要が見込まれています。フジクラはこの需要の高まりに応えるべく、SWR®とWTC®の生産能力を強化するために新工場の建設を進めてきました。
開所式は2月17日に行われ、テープカットのセレモニーも盛大に執り行われました。この式典には多くの関係者が参加し、新たな一歩を祝いました。
新工場の特長
SWR®新工場の最大の特長は、最新の製造装置とデジタルトランスフォーメーション(DX)技術を積極的に導入している点です。これにより、需要の増加に遅れを取ることなく、生産能力の強化を図るだけでなく、高い品質と生産性を実現しています。さらに、グリーントランスフォーメーション(GX)技術を活用し、カーボンニュートラルにも積極的に取り組んでいます。
こうした取り組みを通じて、フジクラは高度情報化社会の実現へ向けての貢献を強化していく方針です。新工場は、未来の通信インフラを支える重要な役割を果たすことが期待されています。
新工場の基本情報
- - 所在地: 千葉県佐倉市六崎1440
- - 建屋面積: 約3000㎡
- - 投資額: 約100億円
フジクラが設計した新工場は、通信業界で求められる高い性能と製品の安定供給を実現するための重要な拠点です。今後の展開に注目が集まります。また、SWR®/WTC®に関する詳細な情報は公式サイトでも確認できます。
詳しくは、
こちらの製品紹介サイトをご覧ください。