SNS型投資・ロマンス詐欺の脅威
最近、SNS型の詐欺が急増しています。特に投資詐欺やロマンス詐欺が注目され、昨年の被害額は驚くことに1268億円にも及びました。このような詐欺の手口は巧妙で、SNSを通じて見知らぬ人とのやり取りを重ね、信頼関係を築くことで金銭を要求してきます。
城島茂特別防犯支援官の啓発活動
埼玉県では、特別防犯支援官である城島茂氏が参加する防犯講話が行われ、SNS型詐欺の危険性についての意識を高める取り組みが行われました。「投資には『絶対』というものは存在しません」と強調し、ダイレクトメッセージの危険性について一人一人に注意を呼び掛けました。
城島支援官は、詐欺の入口が多くはSNSのダイレクトメッセージであることを明かし、怪しい投資話に乗らないようにと警告しました。また、「お金の話をする相手は、実際に会ったことがある人かどうかが重要」とも述べ、この一言が詐欺を見抜くための確実な方法であることを教育しました。
被害を未然に防ぐために
SNS型の詐欺に対する防止策として、受信設定を変更し知らない人からのメッセージを受け取らないようにすることが推奨されています。特に、「家族にもこの情報を共有し、周囲と連携して詐欺に対する意識を高く持つ取り組みが必要」と力説しました。
また、普段からお金のことについては家族や友人に相談し、疑わしい話が持ちかけられた際には即座に確認することの大切さを語りました。「自分が騙されていると気づかないことが多い」との言葉は、多くの参加者に強いインパクトを与えました。
イベント概要
2025年2月18日、イオンモール与野において「1都3県特殊詐欺等防止リレーイベント」が開催されます。このイベントでは、SNS型投資・ロマンス詐欺に関する被害防止の意識を高めるため、参加者にさまざまな情報が提供されます。
このイベントは、投資詐欺やロマンス詐欺から自分自身と家族を守るための大切な機会です。特別防犯支援官の講話を通じて、詐欺の手口や対策をしっかりと把握し、地域の絆を深めるきっかけとしましょう。安心して生活できる社会のために、皆で協力して詐欺を撲滅していきましょう。