映画宣伝を新たな次元へ
国内のホラーショートドラマアカウントとして圧倒的な人気を誇る『コワゾー』を運営するアンギルズ合同会社(以下、アンギルズ)と、buggy株式会社(以下、buggy)が戦略的パートナーシップを締結しました。この提携により、デジタルプロモーションの新たな地平を切り開くことを目指しています。
提携の背景
近年、映画ファンが映画情報を得る手段はSNSに大きくシフトしています。この変化に対応するため、buggyはデジタルプロモーションの強化を進めており、株式会社東映エージエンシーとの提携を通じてその活動を広げています。一方、アンギルズが運営する『コワゾー』は、そのユニークな視点で制作された体験型ホラーショートドラマが注目を浴びており、TikTok、Instagram、YouTubeなどのプラットフォームで130万人以上のフォロワーを持ち、総再生数は3億回を超える実績を誇ります。
コワゾーの実績と強み
アンギルズのコワゾーは、心霊現象を具現化した映像表現が特徴的で、特に眼球POVという手法が新たな視覚体験を提供します。このアプローチにより、観る者はまるで自らがその場にいるかのような没入感を得られます。また、『コワゾー』は過去に様々な映画のPRショートドラマを制作してきた実績があります。たとえば、松竹の『かくしごと』やKADOKAWAの『見える子ちゃん』、さらには東宝の『ドールハウス』など、名だたる作品のプロモーションにも関与してきました。
提携の目的
今回のパートナーシップでは、コワゾーの卓越した映像制作力と SNS発信能力に、buggyのSNS広告運用やアカウント運用、タレント/インフルエンサーキャスティングのノウハウを掛け合わせることで、映画宣伝におけるプロモーションを最大化することを目指しています。
具体的な協業内容としては、映画作品のPRショートドラマの共同企画・制作・配信、SNSを活用したプロモーション戦略の立案及び実行、AIを用いたコンテンツ最適化と効果測定、さらには最適な俳優やクリエイターをキャスティングすることなどが挙げられます。これにより、SNSを主要な情報源とする若い世代を中心に、ショート動画を通じて映画の魅力を十分に伝えることが可能となります。
今後の展望
両社は、本提携を通じて映画の新たな宣伝モデルを構築することを目指しています。革新的なデジタル手法とクリエイティブな映像を融合させ、観客が映画と出会う「最初の接点」をSNS上に創出することが期待されています。これにより、劇場に足を運ぶ観客を増やすと同時に、エンターテインメント全体に関連するデジタルプロモーションの支援へと活動を広げる予定です。
各社コメント
提携に関するコメントも出されています。アンギルズの代表社員である秦敏樹氏は、コワゾーのコンテンツ力と制作力をbuggyのマーケティング力と掛け合わせることで、映画が持つ物語の力を最大限引き出すことに期待を寄せています。一方、buggyの代表取締役CEOである原澤辰史氏は、コワゾーのクリエイティブ力が戦略の具現化に不可欠であり、両社の協業が映画業界の新力となることを期待しています。
会社情報
buggy株式会社
- - 所在地:東京都渋谷区代官山町1-6 広田代官山ビル7階
- - 代表者:原澤辰史
- - 設立:2019年8月8日
- - 事業内容:IMCプランニング、IPプロデュース、SNSマーケティングなど
- - URL:https://buggy.tokyo/
アンギルズ合同会社
- - 所在地:東京都豊島区要町2-2-12 堀内ビル301
- - 代表者:秦敏樹
- - 設立:2021年6月17日
- - 事業内容:映像制作、自社メディア運営、SNSコンサルティングなど
- - URL:https://angirz.com/
この提携がもたらす新しい映画の観方、楽しみ方に期待が高まります。