HoloeyesがCIOを新設し医療業界に革新をもたらす
医療用画像処理ソフトウェアを提供するHoloeyes株式会社が、組織構造に変革をもたらし、新たにChief Innovation Officer(CIO)を設置したことを発表しました。このポジションには事業推進本部長を兼任する細木豪氏が就任し、事業の中核を担います。
Holoeyesは、先週に発表したエンタープライズ向けブランド「Holoeyes Biz」のローンチと連動して、このCIOポジションの創設を行いました。新たな体制は、製薬・医療機器・保険・教育業界との連携を強化し、事業拡大を進めるための重要なステップとなるでしょう。細木氏は、CIOとして主に3つの領域に焦点を合わせ、具体的な施策を展開します。
国内医療機器事業の推進
CIOとしての初めのタスクは、Holoeyes MDを中心とする製品の市場展開を強化することです。導入支援や営業戦略の面において強化を図り、顧客が成功体験を得られるよう努めるという方針です。これは医療現場に密着した課題解決を目指す動きでもあり、Holoeyesの技術を実践の場で適用することが求められます。
エンタープライズ事業の拡大
次に、Holoeyes Bizを活用し、製薬企業や医療機器メーカーとの連携を深めていきます。医療コミュニケーションの革新を目指し、営業支援や製品訴求、医療従事者教育など、XRソリューションを駆使して新しい価値を創出します。この取り組みは医療現場全体におけるコミュニケーションの質を向上させることにつながります。
海外展開の推進
中東を中心とした国際的な市場展開もCIOの重要な任務です。現地パートナーとの連携を図り、展示会やプロジェクトに参加することで、Holoeyesの認知度を高め、市場でのプレゼンスを確立することを目指します。この国際展開は、Holoeyesが技術を持って社会貢献する姿勢を示す重要な要素となります。
就任への決意と展望
CIOに就任した細木豪氏は、医療現場のニーズに真摯に向き合い、社会実装につながる取り組みを推進する決意を表明しています。また、イノベーション文化の醸成にも力を入れ、パートナーシップを育むことによって、柔軟な視点での新しい挑戦を実現していく意義を見出しています。
一方、代表取締役CEOの杉本真樹氏は、Holoeyesが目指す「医療の革新」のあり方を語りました。これまで多くの医療機関との連携を通じて培った知見を、さらに多様な産業領域との連携に活用し、より広範な社会課題の解決に貢献していく方針です。新たに立ち上げられた法人向けブランド「Holoeyes Biz」はその核となり、今後も医療コミュニケーションの新しい形を提案していくでしょう。
Holoeyesのビジョン
Holoeyesは「医用画像と医療知見を空間的に再現・共有し医療の最適化を実現する」をミッションに掲げ、2016年に設立されました。医療のあり方を根本から変革するため、医療機関との連携や教育機関への導入を進め、最先端の技術を駆使して、臨床やトレーニング向けのVRアプリケーションを開発してきました。この新しいCIOの設立は、Holoeyesの未来を見据えた一歩となり、多くの人々の生活に変革をもたらす可能性を秘めています。