2025年濱口梧陵国際賞の受賞者決定
令和7年10月31日、国土交通省が発表したところによれば、2025年の濱口梧陵国際賞の受賞者が発表されました。この賞は、国内外の津波や高潮に対する防災・減災に顕著な功績を収めた個人や団体を表彰するもので、授賞式と記念講演会が11月11日に開催される予定です。
 濱口梧陵国際賞とは?
この賞の由来は、19世紀に実業家・社会事業家・政治家であった濱口梧陵の功績にあります。彼は1854年の地震と津波に際して、村人を安全な場所に避難させるために、稲むらに火を灯して目印としました。また、私財を投じて防波堤を設置する等、地域の復興にも尽力しました。彼の死後、再び訪れた地震と津波でも防波堤のおかげで多くの命が救われました。このような彼の業績を称えるために、濱口梧陵国際賞は創設されたのです。
 2025年の受賞者
2025年の受賞者には、以下の2名が選ばれました:
- - 三村信男博士:茨城大学名誉教授
- - Stefano Tinti博士:イタリア・ボローニャ大学母校招聘教授
この受賞は、津波や高潮などへの防災技術の啓発や普及に貢献した彼らの努力が評価されたものです。なお、これに合わせて「2025年濱口梧陵国際作文コンテスト」の入賞作品も発表される予定です。
 授賞式と記念講演会の概要
 日時と場所
  1. 授賞式:16時00分~  
  2. 記念講演会:17時00分~  
- - 場所:海運クラブ(東京都千代田区平河町2丁目6-4 海運ビル)
この授賞式へは多くの方々の参加が期待されています。最先端の防災技術や各国での取り組みについて聞ける貴重な機会です。
 まとめ
濱口梧陵国際賞は、ただの防災技術に留まらず、地域や国を超えた国際的な協力を促進する重要な賞です。防災活動がますます重要視される現代において、受賞者たちの活動が多くの人々に影響を与え、さらなる進展に繋がることを期待しましょう。参加希望者は、事前に国土交通省のウェブサイトで詳細を確認し、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。