令和7年度の省エネ改修工事提案がスタート！建物のエコ化を支援

省エネ改修工事提案募集が開始

国土交通省は、令和7年度における"既存建築物省エネ化推進事業"として、建築物の省エネ改修工事の提案募集を開始しました。この取り組みは、既存建物の省エネルギー性能の向上を図ることを目的としており、民間事業者に向けて改修の支援を行います。

【主な事業要件】

この事業の要件として、いくつかの基準が設けられています。まず第一に、改修工事は建物の外壁や窓などの外皮に対して行われる必要があります。しかしながら、高機能換気設備の設置がある場合には、外皮改修だけでなく断熱性能を高める躯体改修が必須ではありません。

次に、改修後は建物全体のエネルギー消費量が、改修前に比べて20％以上の省エネ効果を見込む必要があります。また、改修面積が20%を超える場合には、エネルギー消費量の削減率が15％であることも認められます。さらに高機能換気設備を設置することで、特定の階のエネルギー消費が20%以上削減される場合、その階のみの改修も可能です。