ネットプロテクションズが「NP後払いair」を提供開始
株式会社ネットプロテクションズは、後払い決済サービス「NP後払いair」を株式会社OSCホームファシリティに提供開始しました。この新しいサービスは、リフォームや庭の剪定施工において、現金取引に伴う様々な煩雑さを解消します。
導入背景
OSCホームファシリティでは、業務運営の中で現金取引に関連する売上や釣銭、保管管理の複雑さが問題視されていました。特に追加工事が発生した場合の現金集金の手間や、店舗別の売上および入金の管理が大きな課題となっていました。また、請求や督促業務の社内運用による業務負荷やリスク管理の重要性も認識されていました。
選定理由と期待効果
こうした現状を踏まえ、OSCホームファシリティは「NP後払いair」を選択しました。これにより、与信審査から請求書の発行、さらには代金の回収までを一貫してアウトソースすることが可能になります。これによって未回収リスクが軽減され、現金管理の負担や事務作業が大幅に削減される見込みです。また、追加工事に伴う精算オペレーションの標準化と、本部による店舗売上・回収状況の見える化を実現し、さらには請求・督促プロセスの適正化にも寄与します。
2021年には、株式会社ジェーシービーとの資本提携のもと、JCB加盟店に向けてネットプロテクションズのサービスを共同で販売する活動が進められています。この協業により、サービスの導入が加速されたことも特筆すべき点です。
「NP後払いair」について
「NP後払いair」は、水道やガスの修理、ハウスクリーニング、住設機器の取付や修理といった訪問型サービスで利用できる後払い決済サービスです。利用者にとっては、サービスを受けた後の日に代金を支払えるため、即日現金を用意する必要がなく、追加請求が発生した際の心配もありません。また、入会手続きやクレジットカード情報の入力が不要なため、スムーズに利用できます。一方で、「NP後払いair」を導入した事業者にとっては、与信から請求書の発行、代金回収までを全てネットプロテクションズに委託でき、未回収リスクも保証される利点があります。これにより、回収や集金業務にかかる負担が軽減され、本来の事業に集中できる環境が整います。
まとめ
ネットプロテクションズとOSCホームファシリティの連携は、デジタル決済の進展を象徴する形になりそうです。業務効率の向上とともに、リスク管理が強化され、サービスの向上にもつながることが期待されます。今後の両社の展開に注目です。