位置情報データ活用の頂点を目指す!第3回位置情報アワード2025ノミネート発表
一般社団法人LBMA Japan(ロケーションビジネス&マーケティングアソシエーション)は、今年開催される『第3回 位置情報アワード2025』の最終ノミネート事例を発表しました。このアワードは、位置情報データを活用したマーケティング施策やサービスの促進を目的としており、その栄誉を称えるために毎年開催されています。今年も多くの企業が参加し、優れた取り組みが集まりました。
ノミネート事例の紹介
LBMA Japanの理事会が選出した優秀賞候補は以下の5つです。各社のユニークな取り組みをご紹介します。
1. 商圏レポートAI
技研商事インターナショナルとデータインサイト社が共同開発した「商圏レポートAI」は、複雑な商圏分析をAIが簡便に行うことができるサービスです。これにより、専門知識がなくても高品質の業務分析が可能になり、商業活動の意思決定を支援します。具体的には、1,000項目に及ぶデータを瞬時に解析し、信頼性の高い結果をもたらします。
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2. CITY INSIGHT 道路維持管理支援サービス
株式会社ナイトレイが提供するこのサービスは、道路インフラの維持管理を効率化することを目指しています。様々な交通データを分析し、地方自治体の業務をDX化します。この画期的なサービスは、2025年5月からの導入予定で、今後の社会基盤の革新に寄与するでしょう。
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3. MetCom×ブログウォッチャー
このプロジェクトは、人流データを三次元で可視化することを目指しています。スマートフォンの気圧センサーを活用し、地下通路やビル内の動線を抽出します。国交省の実証にも採択されたこの技術は、都市交通分野における運用が期待されます。
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4. Shufoo!ビジトラ
株式会社ONE COMPATHが開発したこのサービスは、チラシマーケティングの効果を測定・可視化することに特化しています。電子チラシを通じて得られたユーザー位置情報を活用し、来店の傾向や頻度を分析します。約100社の企業に既に導入されており、データドリブンのPDCAサイクルを確立する手助けをしています。
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5. ドンキ歩行型サイネージ
このプロジェクトは、ドン・キホーテとunerryが協力し、インバウンド集客を強化するために位置情報データを用いたサイネージを開発。多言語に対応しながら訪日客の集客を効果的に行います。特に、中国からの旅行者にとっては、サイネージ接触者の来店率が3.2倍に達しました。このプロジェクトは、今後の集客戦略に新しい道を拓くでしょう。
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最優秀賞の選出について
これらの優秀賞の中から、加盟企業同士の投票によって最優秀賞が選ばれ、12月15日(月)までに発表される予定です。各企業の革新的な取り組みの数々は、位置情報ビジネスの可能性を広げ、今後のマーケティングやサービス施策の発展に大きく寄与することでしょう。
皆さんも、これらの取組みの動向をお見逃しなく!