大手証券会社向け、Liquidが生体認証サービスを導入へ

Liquidが提供する生体認証サービス「LIQUID Auth」とは

近年、オンライン証券口座を狙った不正アクセスが急増しています。2023年1月から7月末にかけて、被害額は6200億円を超えました。この厳しい情勢に対応するため、株式会社Liquidが大手オンライン証券会社向けに、生体認証を基盤としたパスキー（FIDO2）を導入。これにより、不正アクセスリスクを著しく軽減することを目指しています。

パスキー（FIDO2）導入の意義

Liquidが提供を予定している「LIQUID Auth」は、金融取引においては非常に重要な役割を果たします。従来のID・パスワードに加え、生体認証を利用することで、より高いセキュリティを提供します。特に、ログイン時だけでなく、取引時にも再認証を求めることで、万が一デバイスがマルウェア等に感染しても、不正行為からユーザーを守ります。

金融庁は、このようなフィッシング耐性のある認証手段を必須化する方針を発表しています。この時代の流れに合わせ、Liquidは一歩先を行くセキュリティ対策を打ち出しています。

LIQUID Authの特徴

「LIQUID Auth」は、様々なデバイスからの生体認証に対応したログインを実現します。スマートフォンやPCを活用し、顔や指紋による認証を提供。Webブラウザやアプリに幅広く対応し、取引環境に最適なセキュリティを提供します。

特に、証券取引サービスのように多様なデバイスからアクセスされる場面では、生体認証の導入が必須です。これにより、利用者は安心して取引を進めることができます。

事業の背景と展望

オンライン金融サービスは急速に進化していますが、それに伴い不正行為もまた巧妙化しています。Liquidは、生体情報を活用し、全ての人が安全にサービスを利用できる社会の実現を目指しています。また、Partnersと共に、犯罪収益移転防止法や携帯電話不正利用防止法等に基づいた本人確認のオンライン化を推進し、社会全体のセキュリティ向上に貢献しています。

目指すは、誰もがストレスなく、安全にデジタルサービスを利用できる未来。Liquidは、その実現に向けた取り組みを進めているのです。

まとめ

Liquidが導入するパスキー（FIDO2）による生体認証サービスは、オンライン証券取引のセキュリティを大きく向上させることでしょう。今後ますます進化するデジタル社会において、私たちが安心して利用できるサービスの実現が期待されます。Liquidの取り組みが業界全体に与える影響は計り知れず、今後の動向に注目です。