西武鉄道、移動制約者向けの新たな支援サービスを開始
西武鉄道株式会社(本社:埼玉県所沢市)は、10月1日から新たに移動制約者向けの介助事前受付サービスを導入しました。このサービスは、株式会社日立製作所が提供する「移動制約者ご案内業務支援サービス」を基にしています。これにより、お客様は事前にWebサイトを通じて介助を申し込むことが可能となり、利便性が大幅に向上することが期待されています。
新サービスの特徴
今回のサービスは、列車に乗る際に介助が必要なお客様向けに設計されており、駅係員がホームまでの案内や乗降をサポートします。これまでのお申し込みは、乗車当日に駅で行う必要がありましたが、今後は乗車日の1ヶ月前から前日17時までに、専用のWebサイトから申請ができるようになります。
利用の流れ
お客様はスマートフォンやパソコンを使用して必要な情報(お名前、乗車日、来駅時間、乗降駅など)を入力します。申し込みが完了すると、登録したメールアドレスに、介助用の2次元コードが送付されます。乗車日当日に、このコードを駅係員に提示すると、スムーズな案内を受けることができます。この仕組みにより、駅での待ち時間が短縮され、より親切かつ効率的なサービスが実現されます。
スマートデバイスとリアルタイム共有
日立が提供するこのサービスは、口頭や紙ベースで行われていた過去のサポート業務をデジタル化しています。乗降のサポート業務に必要な情報を、スマートデバイスを通じてリアルタイムで共有することで、駅係員の対応を効率化し、業務の負担を軽減します。そして、何よりお客様には安心感を提供することができます。
西武鉄道と日立の共同取り組み
日立はこれまでに8つの他の事業者でもこのサービスを導入しており、今後も路線の拡大や機能追加を通じて、さらなる利便性の向上を目指しています。西武鉄道においても、この新しい介助事前受付サービスは、お客様のニーズに応えるべく重要な役割を果たすことでしょう。
まとめ
移動制約者のお客様にとって、公共交通機関を利用する際の助けとなるこのサービスは、今後の鉄道利用において非常に大きな意義を持つものとなります。西武鉄道のWebサイトを通じて、新たなサービスの情報を確認し、ぜひ積極的にご利用いただきたいと思います。
詳しい情報は
日立のWebサイトからアクセスすることができます。また、疑問点については、日立の社会ビジネスユニットへのお問い合わせも歓迎です。例えば、交通分野に関する質問をする際は、専用のフォームを利用してください。