紀伊國屋書店、マレーシアで新しい扉を開く
2025年9月4日、紀伊國屋書店のマレーシア2号店がクアラルンプール郊外のパビリオン・ダマンサラハイツにオープンします。マレーシアにおける紀伊國屋書店の最初の店舗は1990年に伊勢丹Lot10内に開店しましたが、その後2001年にはペトロナスツインタワー下にあるスリアKLCCに大型店舗を展開しました。今回の新店舗は、両エリアからのアクセスの良さが特徴で、地元住民に新たな書店体験を提供することでしょう。
ダマンサラハイツ:高級住宅地に新たな文化の波
ダマンサラハイツはクアラルンプールの中心から車で約25分の位置にあり、富裕層やアーティストが住むエリアとして知られています。この地域の開発を手掛けるのはパビリオングループで、クアラルンプールの繁華街であるブキビンタンエリアにある代表的なショッピングセンター「パビリオン・クアラルンプール」もその一部です。新しい紀伊國屋書店は、オフィスやホテルを含む大型複合施設内に位置し、新たな文化をこの高級住宅地にもたらすでしょう。
期待される新店舗の魅力
新たにオープンする店の規模は385坪で、書籍、文具、雑貨を取り扱う予定です。営業時間は平日が午前11時から午後9時、土日祝日は午前10時から午後10時までとなっています。これにより、地元の住民だけでなく、隣接するセランゴール州ペタリンジャエリアからの訪問者にも寄り添った営業を行えるのが特長です。
さらに広がる紀伊國屋のネットワーク
紀伊國屋書店は1927年に創業し、98年以上の歴史を持つ日本最大の書店チェーンです。現在は、サンフランシスコを皮切りに、シンガポール、台湾、インドネシア、マレーシア、タイ、オーストラリアなど、合計10カ国で46店舗を展開しています。その中でも、マレーシアの紀伊國屋書店は地域の文化を尊重し、地元の方々に愛され続ける書店作りに注力しています。
新しいダマンサラハイツ店が開店することで、紀伊國屋書店はさらなる成長と発展を遂げることが期待されています。新たな書店は、地元の生活に彩りを与え、文化的な交流の場としても機能することでしょう。
オープン準備の進行状況
新店舗のオープンに向け、紀伊國屋書店では現在準備が着々と進んでいます。この店舗も地元の方々のニーズに応える商品構成にし、書籍販売だけでなく、文具や雑貨の取り扱いも充実させます。皆さんが気軽に足を運べるような、温かみのある店舗作りを目指しています。お近くにお住まいの方、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
オープン日からは多くのイベントや特別企画も予定されており、詳しくは紀伊國屋書店の公式サイトやSNSをチェックしてみてください。新しい文化の拠点が誕生することを、私たちも心から楽しみにしています。