空ケースのリサイクル
2026-07-29 12:01:12

コンタクトレンズ空ケースの新たな資源循環への挑戦

コンタクトレンズ空ケースの新たな資源循環への挑戦



コンタクトレンズの使用が一般化する中、その廃棄物処理が新たな課題となっています。最近、株式会社シードをはじめとする複数の企業は、この課題に立ち向かうため、使用済みコンタクトレンズの空ケースを原料とするケミカルリサイクルの実証実験を開始しました。これにより、廃棄物の減少と資源の再利用を図るという大きな目的があります。

背景



シードは2019年から「BLUE SEED PROJECT」というプログラムを通じ、空ケースの回収活動を行ってきました。この取り組みでは、全国に設置された協力施設を活用して、多くの空ケースを回収してきました。そして、これらのケースは物流用パレットなど、他のプラスチック製品として再利用されていました。この成功を基に、さらに次のステップへと進むことになったのです。
今回の実証実験には、株式会社リファインバースグループ、三菱ケミカル株式会社、日本ポリプロ株式会社が共に参加。これらの企業が一体となって、さらなる資源循環の向上を目指しています。

実証実験の概要



この実証実験は2025年10月からスタートし、空ケースの集約と再生原料を用いた新たなケースの製造が行われます。全国の眼科やコンタクトレンズ販売店から回収した使用済み空ケースは、ケミカルリサイクルを経て再資源化されます。これにより得られた再生原料を用いて、新しい空ケースが製造され、2027年から販売される予定です。この取り組みでは、リサイクルの透明性と信頼性を確保するため、国際的な認証制度「ISCC」に基づいて管理されます。

各企業の役割



  • - 株式会社シード: 空ケースの集約と再生原料を使った空ケースの製造・販売
  • - 株式会社リファインバースグループ: 空ケースの回収・一次加工
  • - 三菱ケミカル株式会社: 空ケースの再資源化
  • - 日本ポリプロ株式会社: ケミカルリサイクルによるポリプロピレン製品の製造・販売

これらの協力によって、循環型モデルが確立され、業界全体におけるリサイクルの普及が期待されています。

今後の展望



実証実験を通じて、回収から再資源化、製品化までの一貫した資源循環モデルをより具体化し、コンタクトレンズ業界での持続可能な取り組みを広めていく狙いです。企業が連携してプラスチックの資源を効率的に活用することは、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となります。各社は今後も連携を強め、資源循環の促進に取り組んでいくとのことです。

この取り組みが成功すれば、コンタクトレンズの使用後の空ケースが新たな製品として再生されるだけでなく、環境への負担も軽減されることにつながります。私たちの生活の中で、ごく普通に使用されるアイテムが、持続可能な未来のための資源として生まれ変わる姿は、今後の環境意識の向上にも貢献するでしょう。


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