2025年陸上養殖設備展: ニチモウと日本キヤリアの共同出展
2025年10月、東京ビッグサイトで開催される『陸上養殖設備展』において、ニチモウ株式会社と日本キヤリア株式会社が共同出展することが発表されました。この出展は、気候変動や水産資源の減少という深刻な問題に対処するべく設計された持続可能な水産業の未来を模索するものです。
出展の目的
近年、水産資源の枯渇が進む中で、安定した水産物の供給に向けた新たな取り組みが急務となっています。ニチモウと日本キヤリアは、この展覧会を通じて、陸上養殖技術の発展を促進し、地方創生モデルに基づく持続可能な水産業の確立に貢献することを目指しています。両社の強みを生かし、技術開発と事業の拡大に注力することで、持続可能な養殖システムを創出します。
ニチモウの取り組み
ニチモウは、サケ科魚類の陸上養殖を中心に事業を展開しています。新技術の開発や事業の拡大に注力することで、高品質な養殖環境の提供を実現しています。特に、バリューチェーン全体をサポートする体制が強みです。これにより、養殖魚の生育過程において安定した環境を確保し、高い品質を維持することが可能です。
日本キヤリアの役割
一方、日本キヤリアは冷熱技術の専門家として、農業や食品加工業など多岐にわたる分野にその技術を応用しています。ニチモウの養殖システムにおいても、ヒートポンプ技術を駆使した温度管理システムの提供に寄与しています。
流通過程や生産過程において重要なエネルギー消費の効率化を図りつつ、冷熱技術を活用して自然環境に配慮した養殖環境を構築することが、日本キヤリアの使命です。
陸上養殖の未来
日本キヤリアの代表取締役社長、久保徹氏は、「持続可能な水産業の発展に貢献するため、ニチモウとの連携を深め、最新のヒートポンプ技術によって安定した養殖環境を提供することに誇りを感じています」と述べています。この展開により、養殖業界全体の課題解決や新たな価値創出に引き続き取り組む姿勢を示しています。
展示の詳細
出展は、2025年10月15日(水)から17日(金)までの3日間、東京ビッグサイト東5ホールにて行われます。ブース番号はR-33で、主な展示内容には陸上養殖サーモンの紹介や、ヒートポンプ設備の提案が含まれます。
両社のコラボレーションにより、持続可能な水産業の未来に向けた取り組みが加速することが期待されます。私たちは、技術革新と事業の進展を通じて、より良い世界の実現に寄与することを目指します。
終わりに
ニチモウと日本キヤリアが共同で取り組むこの展覧会は、持続可能な養殖業の新しい幕開けを示すものです。皆様のご来場を心よりお待ちしております。