車載リレーFTR-E1J登場
2025-06-10 10:39:36

新発売!20Aの車載電装用リレーFTR-E1Jの特長と利用シーン

新たな可能性を秘めたFTR-E1Jリレー



FCLコンポーネント株式会社が新たに発表した車載電装用リレー「FTR-E1J」は、電動車両のプリチャージや太陽光発電システムなど多彩な用途での利用が期待されています。特にタブ端子付きのねじ止め式である点が特徴で、プリント基板を使用しない実装タイプとして、使い方にいろいろな選択肢を提供します。

高性能と安全性を兼ね備えた設計



FTR-E1Jシリーズは、#250タブ端子を備え、20Aまでの800VDC、10Aまでの1,000VDCに対応可能です。これに加えて、コイルの消費電力は900mWと省エネルギー設計を追求しています。このように、高電圧直流開閉を可能にしつつ低消費電力を実現したリレーは、効率性が求められる電動車両や再生可能エネルギー関連のシステムに最適です。

接点側に極性がないため、充電・放電の両方の回路に使えるのも大きなポイント。また、水素ガスを使用していないため、爆発リスクが極めて低く、安全に使用することが可能です。

幅広い利用シーン



具体的な利用シーンとしては、ハイブリッド車両(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)、電気自動車(EV)など、多様な電動車両におけるプリチャージに加え、PTCヒーター制御や急速充電スタンド、太陽光発電設備、さらには産業設備への応用も可能です。

また、ハイブリッド建機や蓄電池システム、さらにはVehicle to Home(V2H)システムなど、さまざまな用途での活躍が期待されています。特にエコな暮らしを志向する現代において、次世代のエネルギー管理システムの要となる存在です。

仕様概要



  • - シリーズ名: FTR-E1J(FTR-E1タブ端子タイプ)
  • - 接点構成: 1a (1 Form X)
  • - 最大通電電流: 40A/1時間
  • - コイル定格電流: 12VDC / 24VDC
  • - コイル定格消費電力: 900mW
  • - 使用周囲温度: -40℃〜+85℃
  • - 耐電圧(開放接点間): 2,500VAC
  • - 耐電圧(コイルー接点間): 5,000VAC
  • - 外形寸法: 28.3 × 43.6 × 36.1 mm(突起部含まず)、重さは約85gです。

FCLコンポーネントは今後も、このFTR-E1Jシリーズをはじめとして、高信頼性・高性能なリレーの拡充を目指していくとのこと。これからのEV市場での必要不可欠なデバイスになっていくことでしょう。


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