新たな映像表現を開拓するVFXショート動画の可能性とは

新しいジャンル、VFXショート動画の誕生

映像表現の進化は止まることなく、新たなジャンルが日々生まれています。その中でも、特に注目を集めているのがVFXショート動画です。株式会社Wangetは、「水溜りボンド」として知られるYouTuber・Kanta氏が主宰する3DCG/VFX制作スタジオ「Arks」と共に、この新しい映像フォーマットの開発に取り組むことを発表しました。

VFXって何？

まず、VFX（Visual Effects）とは、実際の映像にCGや合成技術を駆使して、非現実的な演出や強い印象を加える技術のことを指します。映画やコマーシャルでの利用は広く知られていますが、企業がSNSを含むショート動画でVFXを積極的に活用する例はまだ少ないのが現実です。

ショート動画の勢い

一方で、ショート動画はSNS内でのコンテンツとしてその重要性が増しています。しかし、その市場はすでに飽和状態。多くのコンテンツが流れる中で、ユーザーの興味を引きつけることがますます難しくなっています。そこでVFXが持つ視覚的な強さが、企業にとって新たな武器となるのです。

WangetとArksの協業

この協業によりWangetとArksは、以下の3つの主要な方針で新しいコンテンツの開発を進めます。

1. 企業向けVFXショート動画の共同企画・制作
2. SNSに最適なVFXコンテンツの開発と検証
3. 実際のプロジェクトを通じた成功事例の創出

これらを通じて、VFXショート動画が企業にとって有益なツールとなり、ビジネスの成果に直結することを目指します。

Kanta氏のビジョン

Kanta氏はこのプロジェクトにおいて、共同クリエイティブディレクターとしての役割を担います。彼は自身のYouTubeでの経験を活かし、VFXショート動画の企画や演出を手がける計画です。Kanta氏は「VFXが映画だけのものではなく、SNSにおいても一般的に使われる存在にしたい」と強調しています。これまでの動画制作経験から得た知識をもとに「リアルな魔法」を形にすることを目指すとした意気込みは、非常に心強いものです。