ユカリアタッチの導入
2024-12-24 18:02:24

札幌秀友会病院が導入した医療従事者向け機器「ユカリアタッチ」の詳細

ユカリアタッチが札幌秀友会病院での運用を開始



2024年9月2日、札幌市にある医療法人秀友会札幌秀友会病院で、医療従事者向けベッドサイド情報端末「ユカリアタッチ」の運用が始まりました。この端末は、株式会社ユカリアが開発したもので、医療現場での情報共有を円滑にするための機能を多数備えています。

札幌秀友会病院とは


医療法人秀友会は、札幌市内を中心に病院やクリニック、介護施設を展開している法人です。その基幹施設である札幌秀友会病院は、急性期から在宅療養に至るまで、幅広い医療サービスを提供しています。特に脳神経外科に特化した診療を行っており、脳卒中センターや脊椎外科センターなど、専門的で高度な医療機能を持つ病院です。

この病院では、情報共有の強化や医療の質・安全の向上、業務効率化を目指し、「ユカリアタッチ」の導入に至りました。

ユカリアタッチの主な機能


「ユカリアタッチ」の導入により、従来の看護現場での情報共有の方法が改善されます。一般的には、医師からの指示や必要な患者情報を床頭台に掲示していましたが、これには古い情報が残ってしまったり、見落としが生じたりするリスクがつきものです。また、情報の差し替えには手間もかかり、看護師の運用負担が大きくなっていました。

1. 電子化ピクトグラム


ユカリアタッチの大きな特長の一つは、電子化されたピクトグラム機能です。患者の安静度や禁飲食、アレルギー情報などが分かりやすいイラストとして表示され、医療従事者間での情報共有がスムーズに行えるようになります。この機能により、患者の状態や注意事項を確実に反映させることが可能になります。

2. バイタルデータ入力


さらに、自動でバイタルデータを電子カルテに連携する機能も搭載されています。NFC方式の測定器をユカリアタッチにかざすだけで、体温や血圧などのデータが自動的に記録されるため、入力ミスやタイムラグを防ぐことができます。これにより、医療従事者の負担を大幅に軽減し、患者の安全性を高めることが期待されます。

現場に即したDX化の推進


ユカリアは、医療現場のニーズを拾い上げ、より良いサービスを提供するために「ユカリアタッチ」を開発しました。2017年から本格的に販売を開始し、2024年9月時点で全国約80の病院に2万台が導入されるまで成長を遂げました。新型製品「ユカリアタッチ ウィズ」も2024年に登場予定で、今後も進化を続けていくとのことです。

未来の医療現場を見据えて


ユカリアは、「ヘルスケアの産業化」をビジョンに掲げ、医療・介護の現場における変革を進めています。患者中心の価値基準に基づく医療の実現や、地域包括モデルの推進など、様々なテーマに取り組んでいます。ユカリアタッチの導入は、こうした医療の未来を見据えた取り組みの一環であり、より良い医療環境の創出を目指しています。今後も医療従事者の皆さんの声に耳を傾けながら、さらなる改善を行っていくことが期待されています。


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