グンゼ株式会社が2025年に包装用ナイロンフィルム価格を改定します

グンゼ株式会社、包装用ナイロンフィルムの価格改定を発表

包装用ナイロンフィルムの大手製造業者であるグンゼ株式会社が、プラスチックカンパニーが展開する製品の価格改定を決定しました。この変更は、2025年7月21日出荷分から適用される予定で、原材料や物流コストの上昇が主な理由です。

価格改定の背景

近年、様々な要因によって原材料の価格が高止まりしているだけでなく、物流コストも大きく上昇しています。さらに、設備の維持コストも増加する中、企業としての収益が圧迫される状況が続いています。グンゼ株式会社では、徹底したコスト削減と生産合理化に取り組んできましたが、これらの自助努力だけでは経済的な圧力を吸収することが難しくなっているとのことです。このため、価格改定は避けられない選択肢となりました。

改定される製品について

今般の価格改定には、以下の通り対象となる製品があります。

- 製品名: 包装用ナイロンフィルム「ヘプタックス」
- 価格改定幅: 300円／連以上（15μm換算）
- 改定時期: 2025年7月21日出荷分より
- 主な用途: 食品用途全般

ここで言う「連」とは、幅500mm、長さ1000mの500㎡の単位を指します。この価格改定は、特に食品の包装ニーズに対応するための重要な措置であり、グンゼ株式会社は今後も安定した供給を約束する姿勢を崩しません。

今後の展望

グンゼ株式会社は、価格改定を通じてお客様に対して品質の維持を図り、安定した製品供給を続ける意向を示しています。企業としての責任を果たすためにも、引き続きコスト削減の努力を続けながら、持続可能な製品作りに注力するとのことです。

このような背景から、今後の市場の動向によってはさらなる価格変動が考えられるかもしれませんが、グンゼ株式会社は、顧客のニーズに応えるべく努力してまいります。