Wayfarerが成長資金を調達し新たな宿泊体験を展開
最近、Wayfarerは成長エクイティラウンドを無事に完了し、さらなる展開に向けた大きな一歩を踏み出しました。このラウンドでは、FANCLの創業者が運営するファミリーオフィスである池森ベンチャーサポート合同会社や、ヨーロッパのファミリーオフィス「Frydenholm」、そして日本の有力不動産デベロッパーからの支援を得ました。その背後には、長年にわたってWayfarerを支えてきた株主の皆様の応援もあります。
FANCL株式会社は1981年設立の日本の名だたる化粧品ブランドであり、高品質な製品と革新的な研究開発で知られています。そのようなFANCL創業者からの支持を受けることは、Wayfarerにとって非常に心強い励みとなります。
Wayfarerのビジョンはシンプルですが力強いものです。「旅行者に新たな発見をお楽しみいただき、不動産オーナーには優れた価値を提供する」という目標に向けて、今回の戦略的投資は大きな助けになります。
また、日本とヨーロッパの新しい不動産パートナーを迎えることで、Wayfarerは魅力的な物件の取得機会を大きく拡大することができます。今後は、調達力とコンバージョン力の強化、管理物件のさらなる拡大、そして最先端のDXオペレーションプラットフォーム「Kabin」の進化に取り組んでいく計画です。
プラットフォーム「Kabin」の展開
Wayfarerは2019年に「Kabin」というプラットフォームを立ち上げて以来、急速に宿泊施設の数を増やしてきました。現在、3つの個性的なブランドを展開しています。
1.
Kabin - 都市部から地方まで、地域の魅力を引き出し、宿泊体験を提供するコアブランド。
2.
ORI - アパートメントホテルと民泊のブランドで、多様な旅行者ニーズに応える柔軟な宿泊スタイルを提供。
3.
Wayfarer Hotels - 手ごろな価格で快適さを提供し、限られたサービスの中に新たな活気を吹き込みます。
私たちは、単なる宿泊施設を超えた価値を提供することを目指しています。旅行者に特別な体験を、地域社会に新たな活力を、不動産オーナーには持続可能な価値をもたらします。実際、私たちの運営により、不動産オーナーのキャッシュフローは70%以上増加しました。Wayfarerは、ホスピタリティ業界の未来を描きながら新たなステージへの挑戦を続けます。
ホスピタリティの本質
ホスピタリティ業界は「旅」と「人」が交わる特別な舞台です。そのため、訪れる人々に響く体験を提供するには、人の温かさが欠かせません。労働力不足やコスト上昇といった課題があっても、この業界の本質を見失うわけにはいきません。
創業者は、世界各国での投資経験を積み重ね、テクノロジーやビジネス、消費者心理に関する深い洞察を得てきました。従来の常識にとらわれず、新たな挑戦へと舵を切ることを決断しました。従来の価値向上手法が「ブランド強化」「リノベーション」「デザイン」に重きを置いていたのに対し、私たちは「オペレーション」「コミュニティ」「テクノロジー」を融合させて新たな戦略を打ち出しています。
私たちのビジョンは、日本の地域コミュニティを大切にし、地域の文化や特別なイベントを世界中の旅行者とつなげることです。「Kabin」によって、ホテルの価値を建物の枠内にとどめず、地域と共に成長し、価値を循環させる新たな形を実現します。
地域の魅力を引き出し、旅行者に忘れられない体験を提供することで、私たちは「旅」をもっと豊かにし、「人」とのつながりを深めていきます。
2024年以降の展望
2024年、Wayfarerのチームは、数多くの魅力的なプロジェクトを通じて、地域に心を揺さぶるインパクトを届けていきます。しかし、これはまだ序章に過ぎません。2025年はWayfarerが次のステージに進化する年になるでしょう。新たな物語の始まりに期待が膨らみます。