2025年度グッドデザイン賞受賞の「キャプション by Hyatt 兜町東京」

グッドデザイン賞受賞ホテル「キャプション by Hyatt 兜町東京」

2025年にグランドオープンを迎える「キャプション by Hyatt 兜町東京」が、2025年度のグッドデザイン賞を受賞しました。これは、平和不動産株式会社が日本橋兜町・茅場町の街づくりの一環として手掛けたプロジェクトであり、6年連続でグッドデザイン賞に選ばれたことになります。

デザインの特徴

本ホテルの外観は、木の特性を生かしたデザインが施されています。木造柱や梁が外部からもはっきりと見え、美しい木構造をこの都市に発信しています。また、主要構造部の一部を木造化することで、都心における木造中高層建築の普及にも貢献しています。客室内では木の柱や梁が露出しており、宿泊者はハイブリッド木造のコンセプトを直に体験できるようになっています。

審査員は「このホテルは、木質構造のフレームが、ここに滞在する人々に欧米のホテルのスタンダードを持ちながら日本らしさも感じさせる表現をしている」と述べ、ホテルのあり方とその周囲の都市変化に期待を寄せています。

利便性とアメニティ

「キャプション by Hyatt」は、東京メトロ茅場町駅から徒歩1分、日本橋駅からもすぐの場所に位置し、東京駅へのアクセスも非常に良好です。全195室の客室は、機能性と遊び心を兼ね備え、アートを通じて兜町の魅力を引き立てています。このホテルの中心には「Talk Shop」というソーシャルハブがあり、旅人や地域の人々が気軽に集まり、交流できる場を提供しています。ここでは、バーガーやクラフトビールを楽しみながら、定期的に開催されるイベントに参加することもできます。

また、トークショップは「まちのリビングルーム」というコンセプトのもと、自由な交流を促す場として設計されています。 гости会場では、訪問者たちが気軽に意見交換や新たな出会いを楽しめる空間になっています。

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は1957年に設立され、日本を代表するデザイン評価制度です。社会の課題やテーマにデザインを通じてアプローチし、暮らしの質の向上を目指す活動として広く認識されています。受賞したデザインには「Gマーク」と呼ばれるシンボルが贈られ、その優れたデザインを象徴するものとなっています。

「キャプション by Hyatt 兜町東京」が持つ独特のデザインマインドは、単なる宿泊施設ではなく、地域に根ざした新しいコミュニティの形成を目指しています。観光やビジネスで訪れる人々が、兜町の文化や人々と自然に触れ合える場所を提供するこの新しいホテルの魅力を多くの方々に体感していただきたいです。

最後に

「キャプション by Hyatt 兜町東京」は、訪れる人々と街をつなぐ橋渡しの役割を果たします。2025年10月7日のグランドオープンに向け、様々な準備が進められており、そのオープンを心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。兜町という歴史深い地域に新たな文化と温もりをもたらす、そんな特別なホテルが皆様をお待ちしています。