美波町が導入する現地決済型ふるさと納税「ふるまちPay」

美波町がふるまちPayを導入

徳島県美波町は、地域活性化を目指して現地決済型のふるさと納税サービス「ふるまちPay」を導入しました。このサービスは、来街者が現地で簡単にふるさと納税ができ、その場でデジタルクーポンを受け取ることができる仕組みです。2025年4月15日から寄付受付をスタートし、美波町の魅力を伝える新たな手段となります。

ふるまちPayとは？

「ふるまちPay」は、ペイクラウドホールディングス株式会社傘下のバリューデザインが提供するサービスで、来街者が訪れた店舗やレジャー施設でQRコードを読み取り、スマートフォンを使ってふるさと納税ができるものです。この仕組みにより、寄付者は飲食店やキャンプ場、体験施設など、地域の魅力を存分に体験しながら、寄付が可能になります。

美波町の魅力

美波町は、徳島県南部に位置し、自然豊かな環境が自慢の町です。美しい海岸線や緑豊かな山々に囲まれた風景は、訪れる人々を魅了し、特に「大浜海岸」ではアカウミガメが産卵する貴重な場所として知られています。また、四国八十八ヶ所霊場の第23番札所「薬王寺」があり、歴史と信仰を感じながらの町歩きを楽しむことができます。サーフィンやダイビングといったマリンアクティビティも充実しており、アウトドア愛好者にもぴったりの舞台が広がっています。

担当者の思い

美波町の担当職員は、「お遍路や観光で訪れる方々に、地域の食や体験を通じて町の魅力を感じてもらい、ファンになってもらいたい」と話しています。新しい寄付手段である「ふるまちPay」によって、町内での体験機会が増えることを期待しているとのこと。また、四国遍路の文化と「ふるまちPay」が、より多くの観光客や寄付者を引き寄せることに貢献するとの見解を示しています。

利用シーンと今後の展開

「ふるまちPay」の利用が可能な店舗や施設は、導入初期段階では寺院や道の駅を含む合計5か所となっています。今後は飲食店や体験施設などの「ふるまちPay」加盟店を拡大し、さまざまな寄付シーンを創出することが目標です。

美波町では、地域の魅力をより多くの人々に伝えることで観光客の訪問を促し、地域経済の活性化を目指します。「ふるまちPay」の導入が、これからの美波町の発展に寄与することが期待されています。