春のあしなが募金
2025-04-04 16:45:49

春のあしなが学生募金が全国で開催、奨学金の必要性を訴えます!

春のあしなが学生募金がスタート



あしなが学生募金事務局が、遺児や障がいを抱える家庭の子どもへの奨学金支援を目的とした「第109回あしなが学生募金」を2025年4月19日から全国で展開します。毎年恒例となっているこの募金活動は、全国約120か所の主要な街頭で行われ、多くの人々が参加して遺児への支援を訴える機会となります。

オープニングセレモニーの開催



募金活動に先立って、4月12日(土)には新宿駅前にてオープニングセレモニーが行われます。この場では、参加する学生たちが、遺児の苦境について広く伝え、支援を仰ぐさまざまな活動をアピールします。新宿駅南口改札前で約20名の学生が集まり、奨学金の重要性を強調します。日本全国から集まる奨学生に対して、地域の人々がどのように力を貸せるかを考える良い機会です。

あしなが学生募金の目的と実績



あしなが学生募金は55年以上の歴史があり、一般財団法人あしなが育英会の支援を受けて実施されます。募集された募金は全額が奨学金として使われ、特に日本とアフリカの遺児に大きな支援を届けています。2024年度の奨学金申請者は3487人にのぼり、実際には1949人が支援を受けられなかった事実は、さらなる支援の必要性を物語ります。昨年の募金活動では、多くの方々からの支援を受けたことで、2025年度の採用枠を500人増やすことができましたが、依然として688人が支援を受けられずにいます。

高校授業料無償化と奨学金の重要性



最近の政府による高校授業料の無償化に関しては、「奨学金は不要なのでは?」との声も聞こえます。しかし、これは誤解です。あしながの奨学生世帯はすでに無償化の対象となっており、授業料だけでなく、その他の教育関連費用も依然として大きな負担に影響も及ぼしているのです。私立高校の学費が53万円、公立校でも31万円という状況は、授業料以外の支出がどれほど重いかを示しています。

支援を必要とする遺児家庭



現在の物価上昇も遺児家庭に深刻な影響を与えています。あしなが育英会の調査によると、奨学生世帯の平均可処分所得はわずか187.8万円で、全世帯平均の半分以下にまで減少しています。奨学金の支援がなければ、多くの子どもたちが希望する学びを支えることができなくなってしまうことは、自明の理です。

みんなの協力を求む



今年度の募金活動において掲げられたテーマは「誰も取り残されない未来へ」。このスローガンの下、あしなが学生募金事務局はより多くの遺児たちに教育の機会を届けることを目指しています。4月19日からの街頭募金では、多くの方々の参加と支援をお願いしています。生まれた場所や環境に関わらず、学びたいと願う全ての子どもたちが教育を受けられる未来を共に築いていきましょう。

参加方法と寄付の受け付けについて



募金は、街頭での募金活動の他にも、郵便振替口座を利用することでも行えます。(口座番号: 00140-4-187062 加入者名:あしなが学生募金事務局)。全額があしなが育英会を通じて遺児の奨学金や教育支援に回されます。この活動にご賛同いただける方々の暖かいご支援をお待ちしています。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: 奨学金 あしなが学生募金 遺児支援

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。