Lively合同会社、B Corp認証取得を発表
最近、Lively合同会社が重要なマイルストーンを達成しました。東京都千代田区を本拠地とするこの企業は、国際認証「B Corporation™」を取得したのです。この認証は、社会的および環境的なパフォーマンス、透明性、説明責任といった基準を満たす企業に与えられます。これは、Livelyが設立からわずか1年で、日本国内で56社目の認証企業となったことを意味します。これを受けて、今後の事業展開に対する期待が高まっています。
B Corp認証の意義
B Corp認証は、米国の非営利団体B Lab™︎によって運営されている国際的な認証制度です。Livelyは2022年12月に設立され、B Corpの理念がビジョンにしっかり根付いている企業であることを評価されました。2024年7月に申請し、2025年1月から行われたアセスメントプロセスを経て見事なスコア88.1点を獲得。基準点である80点を上回ることができたのも、同社の努力の賜物でしょう。
各分野における評価の詳細
Livelyのスコアは、「ガバナンス」「従業員」「コミュニティ」「環境」「顧客」の5分野で評価されました。特に「ガバナンス」、「従業員」、「コミュニティ」部門においては、同業種・同規模の企業よりも高い評価を獲得しています。これにより、Livelyは今後のサステナビリティに対する取り組みが一層強化されることでしょう。
ガバナンス
「ガバナンス」カテゴリーでは、Livelyのビジョンや価値観が組織全体に浸透している点が高く評価されました。倫理的配慮や説明責任への姿勢も明確で、情報の透明性を保とうとする努力が具体的な成果となって現れています。
従業員
「従業員」セクションでは、ダイバーシティを尊重し合う文化が評価されました。各社員が自律的に働ける環境を築き上げ、メンバー同士の価値観やバックグラウンドを尊重できるように努めています。この姿勢が、成長を促進する環境を生んでいるのです。
コミュニティ
さらに「コミュニティ」部門では、1% for the Planetへの参加や非営利団体への支援、ビーチクリーニング活動など、多岐にわたる社会貢献が評価されました。これらはLivelyの創業からの姿勢を表す証と言えます。
課題と今後の展望
とはいえ、全てが順調というわけではありません。顧客と環境への責任ある対応において、改善の余地があるとされています。特に地域経済とのつながりや顧客の具体的なフィードバックなど、今後の成長に向けた課題も浮き彫りとなりました。本評価を通じて自らの取り組みを振り返る良い機会となり、その結果、今後の課題や可能性が明確になったことは大きな収穫です。
進化を続けるLively
Livelyは今後も多様な意見を取り入れつつ、より良い社会と環境の実現に向けた努力を続けていく所存です。B Corpコミュニティの一員として、地球環境や社会に対して責任を持つ企業としての役割を果たし、次世代に向けた持続可能な社会を構築していくことが期待されます。
メッセージ
Livelyは自らの理念を実現するため、「相互依存宣言(Declaration of Interdependence)」にも署名しました。このことで、社会をより良くする力をビジネスに生かすというB Corpの理念と一致した行動を共にしていく意志が確認されました。企業が持つべき責任とは何かを問い直し、行動を通じて応えていく姿勢が今後も求められます。
LivelyがB Corpコミュニティに加わったことは、持続可能な未来を実現するための新たな一歩です。どうか今後の取り組みにご注目いただければと思います。