ヤマタネが国際連携で日本産米を米国に発信する新たな一歩

ヤマタネが進める国際展開と日本産米の誇り

東京都江東区を本拠地とする株式会社ヤマタネが、アメリカのKNT-CT Foods(U.S.A),LLCと資本業務提携を締結しました。この提携により、ヤマタネは2025年9月26日の経営会議にてKCFへの出資を決定し、第一弾の取り組みとして、日本産米を米国で運営するおにぎり専門店「ONIGIRI SUN」へ供給します。この動きは、海外市場での日本の食文化を広め、地域活性化や農業の持続可能な発展を目指す重要なステップとなります。

背景：ヤマタネの理念とKNT-CTのビジョン

ヤマタネは1924年の創業以来、「安全」「安⼼」「良⾷味」のお米を提供し、地域産地との強固な関係を築いてきました。彼らのサステナビリティに関する方針は、地域コミュニティや農業の発展に寄与する事業を通じて、持続可能な社会を実現することにあります。一方、KNT-CTは創立70周年を迎え、日本の食材を海外に広げることを目指す「コメ・イノベーション事業」を展開。そこからおにぎり専門店「ONIGIRI SUN」が生まれました。

提携内容と今後の展開

今回の資本業務提携契約は、ヤマタネの強力な調達力とブランドを活かし、高品質な商品開発や店舗作りにおいてシナジーを生み出すことが目的です。また、国内でのアグリツーリズムの推進を通じて、地域活性化に寄与します。「ONIGIRI SUN」は、2023年にロサンゼルスにオープンし、地域の食文化を取り入れつつ、日本の味を広めていくことを計画しています。

提携の第一弾として、ヤマタネは「ONIGIRI SUN」へ高付加価値の日本産米の供給を開始し、これまでにない新しい市場へのアプローチを行います。今後のテナント拡大や商品開発を通じて、両社はシナジーを生じさせ、一層の成長を見込んでいます。

国内外への影響と期待

この提携を通じて、日本産米の認知度向上や消費拡大が期待され、生産者の収入向上や地域の活性化にも寄与することが見込まれています。ヤマタネは、これまで培ったネットワークを活かし、より多くの日本の農業者が恩恵を受けるよう、さまざまな挑戦を行っていくでしょう。

おわりに

このようにヤマタネは、国際的な舞台において日本の食文化を代表する存在となり、持続可能な農業の実現に取り組んでいます。KNT-CTとの提携が、今後どのように展開されていくのかに注目です。今後、KCFが計画している「ONIGIRI SUN」の新店舗の詳細は、KNT-CTの公式サイトで随時発表される予定です。