パンチ工業が迎える50周年の節目
2025年3月29日、パンチ工業株式会社は創業50周年を迎えます。この間、同社は「パンチスピリット」という理念のもと、挑戦を続けてきました。今回は、これまでの歩みを振り返り、未来への展望を考えます。
創業のきっかけ:1975年
パンチ工業の始まりは1975年、東京都品川区にさかのぼります。創業者である森久保有司氏が神庭商会として設立。当初は金型部品の商社として、精密加工メーカーに製造を委託していました。最初の製品は家電製品に必要なプリントピンですが、使用されていた材質の問題から、耐久性が低く、製品寿命が短いという課題がありました。
この課題解決を目指し、多くの試行錯誤を重ね、業界において新素材に着目することで、耐久性の飛躍的向上を達成します。そして1977年、社名をパンチ工業株式会社に変更。金型部品の製造業へと進化を遂げました。
技術革新:1980年代
1982年には、プラスチック金型用の世界初のハイスエジェクタピンの量産に成功。これにより、従来よりも大幅に加工精度を向上させ、高精度が求められる分野での支持を得ました。この取り組みは、パンチ工業の技術革新の始まりを象徴しています。
中国進出とグローバル展開:1990年代から2000年代
1990年には、中国遼寧省大連市に「盤起工業(大連)有限公司」を設立。この独資形態での進出は、日本国内の中小企業としては先駆的でした。この結果、中国国内に6工場、34の販売拠点を構えるまでに成長しました。2010年代にはインド、ベトナム、アメリカへも展開し、グローバルな生産体制を確立します。
パンチスピリットの確立:2010年代
2016年には、企業のアイデンティティとして「パンチスピリット」を制定しました。これには、創業者の情熱を忘れず、チャレンジ、創意工夫、自由闊達をキーワードとしています。この精神を基に、全社員が新たな挑戦に取り組み続けています。
挑戦と未来へのプラン:2020年代
2022年からは、ファクトリーオートメーション領域への特注品販売拡大を目指しています。また、企業の存在意義を示す「パーパス」を策定し、真摯な技術と自由な創造力で未来を潤すことを掲げています。
これからのパンチ工業
創業以来変わらないものづくりへの情熱を胸に、パンチ工業は新たな市場での挑戦を続けます。また、環境問題にも配慮し、持続可能な発展を目指す方針です。「パンチスピリット」を掲げ、グローバルな舞台でさらに成長を続けることでしょう。
お問い合わせ先
パンチ工業株式会社経営戦略室広報IR課
電話番号:03-5753-3130
メール:info-corp@punch.co.jp
これからも、パンチ工業はものづくりの力で、新しい未来を形作っていきます。