デジタルハリウッドが新設する横断型クラス「HONKA RE:FRAME!」の全貌
2026年春、デジタルハリウッドは新たに、「HONKA RE:FRAME!―世界を問い直せるかー」というクリエイティブスキル横断型選抜クラスを開設します。このクラスは、特待生制度を通じて選ばれた受講生が対象となり、CG/VFX、XR、UI/UXデザインの三つの領域を横断して学ぶことができるユニークなプログラムです。
背景と必要性
最近の社会では、生成AIの普及やデジタル表現の融合が進んでおり、これまでの専門知識だけではもはや足りません。CG/VFXやXR、UI/UXは単独では機能しない時代に突入しているのです。それゆえ、異なる領域の知識を持つクリエイターが求められています。
デジタルハリウッドでは、これまでにCG/VFX、XR、UI/UX等を別々に学ぶカリキュラムを提供してきましたが、これからはこれらを融合し、より高度な創造性を育むプログラムが必要とされています。そのために、「HONKA RE:FRAME!」を設立しました。この横断型の選抜クラスは、共創や対話を重視し、各分野の受講生が互いに学び合う環境を提供します。これにより、参加者は新たな価値を生み出す能力を磨くことができるでしょう。
特待生制度の利点
デジタルハリウッドの特待生制度は、さまざまな背景を持つ受講生に対して新たな機会を提供します。専門学校や大学、あるいはクリエイティブ業界での実務経験がある方が対象となり、選考基準をクリアした受講生のみが「HONKA RE:FRAME!」に参加できるのです。特待生が得られるこの貴重な学びは、選抜クラスにおいてのみ触れることができます。特待生制度を利用することで、受講生は独自の道を切り拓く準備を整えます。
選抜クラスのカリキュラム概要
横断型のこの選抜クラスでは、全8回の授業が予定されています。受講生は、アート的思考を通じて意味を設計する能力を育むことを目的としています。カリキュラムの一環として、素材に触れたり、アートの歴史を学んだり、ディスカッションを行う機会も用意されています。また、フィールドワークでは国内の代表的なアートサイトを訪問し、実地での体験を通じて学びを深めます。
加えて、AIとの共創思考を促進する取り組みも行います。チューターAI「Ututor」を使った学習によって、受講生はデジタル技術を用いた新たなクリエイティブな視点を手に入れることができます。
今後の予定
選抜クラスの応募は2025年12月から開始予定です。特に、「経験者層」と「本科在学生」の2つの枠からの選抜が行われます。受講者は、特待生として選ばれることにより、2026年春からの新たな学びへと進むことができます。最終的には、高度な技能とアート的思考を融合させた「デジタルコミュニケーションアーティスト」としての活躍が期待されています。
このように、「HONKA RE:FRAME!」は、新たな時代に適応したクリエイターを育成するために必要不可欠なプログラムとなるでしょう。デジタルハリウッドという教育の場で、未来の可能性を感じながら新しい知識や技能を身につけてみてはいかがでしょうか。