ヒューマングループ新卒が「楽しむ人生」を追求する理由とは？

2025年度に入社するヒューマングループの新卒社員において、彼らの目指す「なりたい自分」が浮き彫りになってきました。目立つのは、「楽しむ」ことを最重要視した目標設定です。従来のビジネス環境において、自己実現や評価が常に重視されてきた中、Z世代の新入社員たちは一体どのような価値観を持っているのでしょうか？

SELFingとは？

ヒューマングループが掲げる「SELFing」とは、自分を見つめ直し、自己開発していくための手法で、「セルフマネジメント」と「ing」を結合させた造語です。今の自分を理解し、未来の自分を設計するために作成される「SELFingシート」は、目標を達成するためのフレームワークとして利用されています。

最も注目すべき点は、2025年度新卒が掲げる「人生目標」が明確に「楽しむ」ことであるという姿勢です。リサーチによれば、115名の新入社員のうち、12名が「毎日を楽しむ」という目標を持つと答えました。

文化的背景と価値観の変化

新進気鋭のZ世代は、コロナ禍に育まれた世代です。デジタルを通じた学びの中で、社会との関わり方に新しいアプローチを持つようになりました。人とのつながりを大切にし、自己実現だけでなく、周囲との共生も強く意識するこの世代は、「楽しむこと」に力を入れる傾向が一層強まっています。

また、自らの健康や精神的な幸福を重視するウェルビーイングからも「楽しむ」とは不可分な概念となっているのです。

業務目標に対する姿勢

仕事に対しては、評価や信頼される存在になることを求める声も聞かれます。具体的には、社内での評価や表彰を目ひとつの目標として設定する社員が多く、努力の成果を数字や表彰で確認したいという願望が現れています。Z世代の特徴として、自身の成果を可視化したいという意欲はとても強いのです。

12名が「信頼される」人になりたいと答え、その背景にはSDGsや多様性教育から培った社会課題への高い意識が伺えました。共生社会をつくるために、周囲との信頼関係を重視する姿勢が際立ちます。

SELFingの実践と未来

ヒューマングループは、新入社員に「SELFingシート」を作成させていますが、それは自身の理想像を明確にするための重要なステップです。新入社員は、自身が描く未来の姿を思い描き、その達成のために必要な要素を識別することで、実生活におけるゴールを具体化します。

定期的に行われる「SELFingセッション」では、上司との1対1の進捗確認があり、フィードバックを受けることで、目標を見直す機会が設けられています。これにより、シートはダイナミックに更新され、新たなステージへと進んでいくきっかけとなるのです。

結論：新たな未来を築く「SELFing」

ヒューマングループは、従業員が自身のPersonality（個性）を理解し、高めていける環境を整えていくことが求められています。自身の「なりたい自分」を追求する中で、彼らが描く未来は、これまでとは全く異なるものになるでしょう。

今後の新卒たちの「楽しむ姿勢」と「自己実現」を融合させた価値観は、企業文化の変革に繋がり、持続可能な社会を築くための新たなモデルとして示されていくことでしょう。ヒューマングループはその手助けをし、伴走し続ける決意を持っています。