国際デザイン賞50冠を獲得した松岡茂樹とKOMAの魅力に迫る！

国際デザイン賞50冠の松岡茂樹とKOMAの家具哲学

多くの国際デザイン賞を受賞し、世界に名を馳せているKOMAの代表、松岡茂樹氏。彼が手がけた《tie sofa 2024》が、イギリスの「London International Creative Competition 2024」で受賞したことで、彼の受賞歴は世界中のデザイン界で注目される存在となりました。今回は、松岡氏の受賞歴とKOMAのデザイン哲学に迫ります。

松岡茂樹の受賞歴の詳細

松岡氏は「現代の名工」の称号を持つだけでなく、2025年には世界三大デザイン賞を制覇した実績もあります。特に、ドイツの「iF Design Award 2025」や「reddot award」、アメリカの「International Design Excellence Award」を受賞し、KOMAの代表作「cocoda chair 2020」は2023年にIDEA AWARDを受賞しました。また、今年のパリ国際デザイン賞では「tie sofa 2024」にてグランプリを受賞し、新たな評価を受けています。

このように、松岡氏の手がける製品はその機能美とデザイン性から、国内外で高く評価されています。KOMAの家具は、視覚的な美しさだけでなく、実際に使う人の体にフィットするように設計されています。

KOMAの「機能美」とは

KOMAが大切にしているのは、「用途を叶えるデザイン」です。松岡氏自身が語るように、家具を作る際はまずその目的を考え、用途に応じた形や角度を追求します。たとえば、食事用、くつろぎ用、作業用の椅子は、それぞれ異なるデザインが求められるため、意識的に設計がなされます。

さらに、KOMAの家具には人間工学に基づいた滑らかで複雑な三次曲面が特徴であり、これによって体に自然にフィットします。この微細な仕上げは機械では再現できないもので、すべて職人の手作業によって仕上げられています。どこに触れても快適で、違和感がまったくない状態を実現するために、松岡氏は一つ一つのパーツを徹底的にこだわり抜きます。

本物の美しさの追求

松岡氏が追求する美しさは、見た目の装飾によるものではなく、真に必要な機能を全て満たした先に見えるものです。無駄を削ぎ落とすことで、本質的な美しさが生まれると考えられています。また、「普遍」と呼ばれる価値を大切にした家具作りにも力を入れています。時間が経っても色褪せない、長く愛せるアイテムを目指しているのです。

KOMAの作業環境と今後の展望

松岡氏率いるKOMAの工房は、東京都の杉並区に位置し、約20人の職人たちが所属しています。全員がダイレクトに製品に共鳴し、木の温もりを感じられる職場環境を大切にしています。松岡氏は製品開発だけでなく、後進の技術の継承や良好なチームの運営にも力を入れています。

松岡茂樹氏の情熱と技術力が結実したKOMAの家具は、これからも多くの人々に浸透し、さらなる受賞歴の更新が期待されます。今後の展開にも注目が集まります。KOMAについての詳細は公式ウェブサイトやSNSで確認できます。