大日本印刷と日東電工のコラボレーション
2023年、大日本印刷株式会社(DNP)と日東電工株式会社(Nitto)は、環境問題への取り組みとして、プラスチックのリサイクル及びアップサイクルの共創プロジェクトを開始しました。この両社はともに多くのプラスチック材料を製造工程で使用しており、それらの資源循環を高めるための共同事業です。
プロジェクトの概要と目的
プラスチックの排出削減に貢献するため、DNPとNittoは、自社の工場で発生するプラスチック生産ロスを資源として再利用する方法を探求しています。この共創プロジェクトによって、両社の強みを生かした新しい製品やサービスの開発を目指します。特に今回の取り組みでは、図書館向けの組み立て式本棚や書棚用ブックスタンドを商品化し、持続可能な社会への貢献を図ります。
初の展示会について
このプロジェクトの第一弾として、2025年3月20日から4月20日まで、東京都北区にある公益施設・ジェイトエルで展示イベントが開催されます。会場では、製造工程で余ったプラスチック材をアップサイクルした様々な製品が展示される予定です。来場者は、リサイクル製品の活用方法を直接体験したり、環境意識を高める機会を得ることができます。
展示の基本情報
- - 会期: 2025年3月20日(木)~4月20日(日) 10:00 - 20:00
- - 会場: ジェイトエル
(東京都北区上十条2丁目27番1号 ジェイトモール3階)
- - 休館日: 毎月第3月曜(祝祭日や15日が該当の場合は翌平日)
- - 入場料: 無料
展示される主な製品
組み立て式本棚
DNPはオレフィン系樹脂フィルムを使用し、木目柄などを印刷することで、住宅に適した化粧シートを製造しています。この際に生じる端材を活用し、イベントに適した組み立て式本棚を開発しました。この製品は、環境に配慮したオレフィン素材を使用しており、焼却時に有害物質がほとんど発生しない特長があります。
ブックスタンド
Nittoによって開発されたブックスタンドは、工場で発生するフィルムの端材を利用し、書棚などでサインと一体化して使用できるデザインになっています。このスタンドは、図書館や公共施設において、その機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムとして注目されています。
インターフェンスプロジェクト
DNPは近畿大学、共和鋼業株式会社と共同で、「インターフェンス」と呼ばれるプロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトは都市景観とコミュニケーションを考えたもので、ネットフェンスに取り付けることで、絵やメッセージの書き込みができるアタッチメントパーツを共同開発しました。
今後の展開
今回のプロジェクトを通じて、DNPは引き続きNittoと協力しながら、工場で排出されるプラスチックの再資源化に向けた取り組みを深化させていく予定です。再資源化したプラスチックを利用した新たな製品やサービスの開発を行い、持続可能な社会の実現に向けた活動を広げていきます。
大日本印刷と図書館総合研究所について
大日本印刷本社は東京都新宿区にあり、代表取締役社長は北島義斎氏です。また、図書館総合研究所は東京都文京区に位置し、代表取締役社長は廣木響平氏が務めています。両社は今回の取り組みを通じて、持続可能な社会作りに貢献していくことを約束します。
このプロジェクトは、環境問題解決に向けた両社の意欲的な姿勢を反映したもので、多くの人々が参加しやすい形でのリサイクル文化の醸成を目指しています。