Quantum Meshが銀座に液浸冷却ショールームを開設
東京都中央区に位置するQuantum Mesh株式会社が、最新の液浸冷却技術を体験できるショールームを新たにオープンしました。これにより、企業や報道関係者は、実際の製品に直接触れ、その性能や静音性を実感することができます。
最新技術「KAMUI」とは?
このショールームでは、Quantum Meshが独自開発した液浸冷却システム「KAMUI」を搭載した実機が展示されています。特に注目すべきは、PUE1.03という非常に高いエネルギー効率を誇る点。PUEとは、データセンター全体の消費電力に対するIT機器の電力使用効率を示す指標で、この値が1.03というのは業界最高水準です。
ショールームで実際の液浸ラックを見学することで、利用者はそのサイズ感を把握し、静音性についても体感できる貴重な機会を得られます。
「Hydro Booster」の導入と背景
同社では、2025年に発表予定の最新型GPUサーバーシステム「Hydro Booster」を開発中です。「Hydro Booster」は、KAMUIによる高密度なGPUの実装を実現し、冷却効率を大幅に向上させることが期待されています。この新システムに関するお問い合わせも増えており、業界からの関心が高まっています。
現段階では、実機展示は福井県高浜町にあるデータセンターに限られていたため、多くの企業にとっては直接見る機会が非常に限られていました。そのため、銀座本社にショールームを設けることで、更なるサービスの向上を図っています。
未来のデータセンターのイメージ
このショールームでは、今後、AIロボットなどの実用製品も展示予定です。これはデータセンターとしての活用事例をより具体的に示し、訪れる方々にその可能性を感じてもらうための取り組みです。
お問い合わせ
ショールームに関する詳細については、Quantum Mesh株式会社の担当者、戸所までご連絡ください。アポイントを事前に取っていただいた方のみを対象とした見学案内となっております。
Quantum Mesh株式会社について
Quantum Meshは、可搬型データセンターを開発・運用し、高度なセキュリティのもと、大量の情報資産を守っています。また、AIやIoT技術を活用した未来の街づくりの提案など、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を目指しています。
会社概要
- - 社名:Quantum Mesh株式会社
- - 本社:東京都中央区銀座二丁目15-2 KR Ginza Ⅱ 4F
- - 設立:2023年6月
- - 代表者:代表取締役 篠原 裕幸
- - 事業内容:可搬型データセンターの開発および運営
- - Web:Quantum Mesh 公式サイト