キヤノン4.1億画素
2025-01-22 13:39:33

キヤノンが驚異の4.1億画素CMOSセンサーを開発!新たな映像体験が可能に

キヤノンの4.1億画素CMOSセンサーの革新



キヤノンは、技術革新の最前線に立つ企業として、今年新たに35mmフルサイズでの世界最高画素数にあたる4.1億画素のCMOSセンサーを開発しました。この新技術により、これまでの映像体験が一変し、さまざまな分野での活用が期待されます。

超高解像度の可能性



新しい4.1億画素CMOSセンサーは、その解像度が24Kに相当するという驚異的なもので、フルHDよりも198倍、8Kの12倍という圧倒的な画質を実現しています。この高解像度により、広い範囲で撮影した後も、任意の領域を切り出して拡大しても、解像感が全く失われることがありません。これにより、監視映像や医療画像、産業用途など、さまざまな場面での導入が現実味を帯びています。

コンパクトな撮影装置



特筆すべきは、35mmフルサイズというフォーマットのままでこの超多画素を実現している点です。これにより、従来の中判以上のイメージサイズに必要な大型の機材を使用せずに、フルサイズセンサー用のレンズと組み合わせて、コンパクトな撮影装置を構築できる基盤を提供しています。その結果、撮影装置の小型化が進み、利便性や使いやすさが飛躍的に向上することが期待されます。

超高速信号読み出し技術



一般的に、画素が増えることで信号の遅延が問題になることがありますが、今回のCMOSセンサーはその課題を克服しています。裏面照射積層構造を採用し、信号処理の回路構成を見直すことで、1秒間に32億8,000万画素の超高速信号読み出しを実現しました。この技術により、なんと毎秒8コマの動画撮影が可能となります。

高感度機能の追加



さらに、このCMOSセンサーには「4画素加算機能」が搭載されています。これは隣接する4つの画素を1つの画素として扱うことで、感度を向上させ、より明るい画像を得ることができるという機能です。この機能を使用することで、1億画素で毎秒24コマの滑らかな動画撮影も実現可能です。

技術の未来



キヤノンは長年にわたりイメージング技術のリーディングカンパニーとして、様々な技術開発を行ってきました。超多画素や超高感度を実現するCMOSセンサー、さらには暗い場所での光を検出するSPADセンサーなど、精力的に研究を続けています。

今後、これらの技術がどのように社会の変革や発展に寄与していくのか、大いに期待されます。

展示会情報



この新技術の詳細は、2025年1月28日から30日まで、米国サンフランシスコで開催される世界最大級の光学・フォトニクスの展示会「SPIE Photonics West」におけるキヤノンブースで確認できます。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?


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