三国の死生観の舞
2025-10-15 11:51:43

ダンス作品『THE LONG STRONG HAPPY DEATH』が描く三国の死生観の交錯

ダンス作品『THE LONG STRONG HAPPY DEATH』の魅力



北村明子が構成・演出・振付を手がける新作ダンス『THE LONG STRONG HAPPY DEATH』が、11月3日から5日までシアタートラムで上演されます。本作は、フィリピンの振付家ロサム・プルデンシャド・ジュニアと協力し、インドの声楽家マヤングランバム・マンガンサナ・メイテイを迎えた国際共同制作によるものです。遠く離れた国々の文化が交差する、この貴重な舞台に期待が寄せられています。

歴史と文化のクロスオーバー


作品は「記憶と死」というテーマを通じて、フィリピン、日本、インドそれぞれの視点から死生観を探求します。二つの骨が埋まった庭は、過去の円環と未来の迷宮を象徴し、そこを漂う踊りは歴史の裂け目からの感情を呼び起こします。観客は、痛みや空虚が歌や儀礼に形を変える様子を目撃することになるでしょう。

魅力的なダンサーたち


今回の舞台には、国内外で評価される日本のダンサーたちが参加します。井田亜彩実や黒田勇、西山友貴などの実力派が集まり、それぞれの身体性が融合して作品に深みを与えます。特に、辻本佳や黒須育海、大塚郁実といった注目のダンサーが、どのように自己表現をするのかに注目が集まります。

音楽で彩る舞台


音楽ディレクターには、横山裕章が名を連ねています。彼の独特な音楽スタイルが、舞台に豪華な音世界を提供します。MISIAやAimerなどのアーティストへの楽曲提供で知られる彼が、どのようにしてコンテンポラリーダンスの境界を超えた音楽を配置するのか、その期待も高まります。

インドとフィリピンのコラボレーション


フィリピンからのロサム・プルデンシャド・ジュニアは、創作の過程を通じてダンス表現の深化に貢献します。彼の歴史や儀礼、個人と社会との関係を掘り下げる姿勢は、アジア全体の「死」と「記憶」を新たに再考する契機となるでしょう。インドのマヤングランバム・マンガンサナ・メイテイの歌声は、舞台の魅力を一層引き立てており、身体表現と共鳴しあう様子は圧巻です。

公演情報


『THE LONG STRONG HAPPY DEATH』は、11月3日(金・祝)19:30、11月4日(土)14:00・18:00、11月5日(日)15:00にシアタートラムで上演されます。整理番号付自由席で、一般は5,000円、29歳以下は4,000円、高校生以下は2,000円となっています。この機会に、国際的なダンス作品を観ることで、多彩な文化や死生観について思いを巡らせる素晴らしいひとときを体験してください。


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