SBIとリップルの合意
2025-08-22 13:17:16

SBIグループとリップルが日本でRLUSD発行の基本合意書を締結

SBIグループとリップルがRLUSD発行の合意



SBIグループは、リップルと提携し、日本で米ドル建てのステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」を発行・流通させることに合意しました。この一歩は、日本の金融市場におけるデジタル資産の進化と、新たな金融インフラの構築を意味します。

ステーブルコイン市場の拡大



現在、世界のステーブルコイン市場は約3,000億ドルに達し、今後数兆ドル規模へと成長する見込みです。特に、金融インフラにおいては、ステーブルコインがますます重要な役割を果たすとされています。これからの普及は、ユースケースの拡大や機関投資家のニーズの高まりによって推進されるでしょう。

RLUSDは、コンプライアンスと透明性を徹底して追求した信頼性の高いエンタープライズ向けのステーブルコインです。高品質な預金や国債などで100%裏付けられており、月次で第三者会計事務所による検証を受ける体制が整っています。この確かな取り組みが、RLUSDを他のステーブルコインと一線を画す存在にしています。

日本市場における新たな選択肢



SBI VCトレードは、このRLUSDを今年度内に一般的な取り扱いを開始することを目指しています。代表取締役の近藤智彦氏は、「SBIグループは暗号資産・ブロックチェーン分野の発展をリードしてきた」とし、RLUSDの導入が日本市場におけるステーブルコインの選択肢を拡大し、信頼性と利便性を向上させると強調しました。また、金融とデジタル技術の融合を加速するとことを期待しています。

信頼性の高い金融の未来



リップルのステーブルコイン部門シニア・バイスプレジデント、ジャック・マクドナルド氏は、今回のSBIグループとのパートナーシップが単なる技術的な連携に留まらず、信頼性が高くコンプライアンスに準じた金融の未来を共に築く重要な一歩であると述べています。RLUSDは、従来の金融と分散型の世界を繋ぐ真の業界標準を目指して設計されています。その結果、日本におけるステーブルコインのユースケースが拡大し、市場全体の新たな基準となることを信じています。

リップルとSBI VCトレードの役割



リップルは、国際金融の効率化やコスト削減を目指し、規制に従った高信頼性のソリューションを提供しています。その基盤を支えるのがXRP Ledgerとデジタル資産XRPです。また、リップルは各国の規制当局との協力も行っており、支払い・カストディ・ステーブルコイン領域においても存在感を示しています。

一方、SBI VCトレードは、日本国内のみならず globallyでの暗号資産取引においてフルラインナップのサービスを提供しており、その取引業者や金融商品取引業者としての高いセキュリティ体制のもとで顧客中心主義に基づく革新に取り組んでいます。これにより、特に日本国内での暗号資産市場の発展に寄与しています。

まとめ



SBIグループとリップルのRLUSD発行に関する合意は、日本の金融技術における革新を示す重要な進展です。これにより、デジタル資産が持つポテンシャルがさらに広がり、ステーブルコインの市場に新たな選択肢が生まれるのです。安全性と透明性を重視した新たな金融分野の未来に期待が高まっています。


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