障がい者向けアプリ実証
2025-01-30 17:33:31

トヨタ・モビリティ基金が障がい者向けアプリをフランスで実証開始

トヨタ・モビリティ基金がフランス・ヴィシー市で移動支援アプリの実証実験をスタート



最近、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(TMF)がフランスのヴィシー市で障がい者向けの移動ナビゲーションアプリの実証実験を本格的に開始しました。この取り組みは、昨年秋から段階的に準備が進められ、今回ついに全面的に始動します。

このプロジェクトの根底にあるのは、障がいを持つ方々が身体能力にかかわらず、安全に自立的に移動できる社会の実現です。TMFは今後、このアプリが他の地域や都市でも活用されることを目指し、多くのパートナーと協力しながら移動の課題を解決していく予定です。

実証実験の詳細


この実証実験は2025年2月から2026年1月まで行われ、ヴィシー市の市街地や「CREPS de Vichy」施設内で実施されます。このスポーツセンターは、障がい者スポーツの普及を進めるための重要な拠点です。

実証内容として、障がい者特有のニーズに応じて設計されたナビゲーションアプリが提供されます。これは、障がい者の生活をより便利にするための重要なステップです。

協力企業による技術支援


プロジェクトには、地域の生活向上に貢献してきたヴィシー市の協力に加え、以下の3社が加わっています。

  • - Andyamo社: 市内とスポーツ施設間の移動をサポートするマルチモーダルなナビゲーションアプリを提供。
  • - Okeenea社: スポーツ施設内の詳細なマッピング機能を持つ音声アシストアプリ「Evelity」を用いて、各ユーザーの障がいに対する支援を実施。
  • - Genny Factory社: コネクテッド車いす技術を活用し、市内の歩道情報などを収集。このデータを元に、車いすユーザー向けのナビゲーションを実現します。

トヨタ・モビリティ基金の活動背景


トヨタ自動車は創立以来、様々なステークホルダーとの関係を大切にし、豊かな社会づくりを目指して取り組んできました。2014年に設立されたトヨタ・モビリティ基金は、モビリティを武器にした社会貢献にも力を入れています。TMFは、世界中の移動に関する課題解決にむけた広範なプロジェクトに取り組むことで、すべての人々が移動の自由を享受できる社会の実現を目指しています。

未来への展望


今回の実証実験が成功すれば、障がい者の移動に対する支援がさらに拡充され、他の地域でもこのアプリケーションが導入される可能性も広がります。全ての人が誰でも快適に移動できる社会の実現に向けた取り組みは、今後も多くのパートナーとともに進められます。TMFの動きが、今後の社会に与える影響に期待が寄せられています。


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