印刷業界の業務効率を革新する「Print Navigator」とは？

印刷業界に革命をもたらす「Print Navigator」

株式会社文星閣が新たに開発したクラウド型ポータル「Print Navigator（プリナビ）」が、印刷業務を根本から見直す可能性を秘めて正式にリリースされました。このツールは、見積もりや発注、進捗確認までを一元的に管理できるという特長を持ち、複雑な印刷業務をシンプルにすることを目指しています。

プリナビの基本機能

1. デジタル化による業務効率の向上

プリナビの最大の利点は、これまで一手に管理していた情報をクラウドに集約できる点です。従来の印刷業界では、FAXや電話、さらには紙の伝票といったアナログ手法が主流でしたが、プリナビを活用することで、それらの情報をすべてWEB上に集め、業務をひとつのプラットフォームで完結させることが可能です。

2. 進行状況の可視化

プリナビでは、案件ごとに進行状況を明示的に表示する機能があります。「受付中」「見積中」「校正中」「納品済」など、各ステータスを一目で確認できるため、業務の透明性が非常に高まります。

3. 自動通知機能

また、案件のステータスが更新されると、自動で通知が届く機能も搭載されており、リアルタイムでの情報共有を実現しています。この機能により、営業担当者は顧客とのやり取りの効率が格段に上がるでしょう。

開発の背景

文星閣は1948年に創業から続く総合印刷会社として、変化する顧客ニーズに応えるために、業務のデジタル化の必要性を痛感していました。紙や口頭でのコミュニケーションによって生じる属人化や手戻り、進行の不透明さは多くの印刷業者が抱える課題であり、これを解決するために現場主導でプリナビの開発がスタートしました。

本ツールは、営業、製造、システム部門が連携して作り上げたもので、実際の業務に基づいたデジタルトランスフォーメーション（DX）ツールとしての側面を持っています。実運用を経た末に正式リリースに至ったことから、その有用性は高いと期待されています。