渋谷の路上飲酒対策
2025-11-26 11:37:45

渋谷区がスタートアップと連携し、路上飲酒問題の解決を提案する新プロジェクト

渋谷の新たな取り組み——路上飲酒対策プロジェクト



「一般社団法人渋谷国際都市共創機構」(Shibuya Innovation Institute、以下SII)は、渋谷区と民間企業が共同で発足した路上飲酒対策プロジェクトを開始しました。これは、迷惑な路上飲酒を減少させるための革新的な施策を実施するものです。貴街の魅力を高めるためにデータの収集及び新しい技術の活用を通じて、安心・快適な環境を提供することが目的です。

プロジェクトの背景


渋谷駅周辺では、迷惑路上飲酒が常態化し、関連する問題が顕在化しています。ごみの放置や騒音問題が深刻化し、地域住民の安心・快適な生活を脅かしている状況です。そのため、渋谷区は令和6年10月1日から公共の場での飲酒を通年禁止とする条例を施行しましたが、こうした施策にもかかわらず、依然として路上飲酒者が存在しています。
このような背景から、スタートアップの技術を活かした新たな解決策が求められるようになりました。

プロジェクトの具体的な内容


本プロジェクトでは、以下のような実証が行われます。
  • - 行動認識AIを利用した滞留者の把握
渋谷駅周辺の街路灯には防犯カメラが設置され、ここから得られたデータをもとに、路上飲酒者などの滞留者をリアルタイムで監視します。プライバシーに配慮したマスク加工されたデータがパトロール隊に迅速に提供され、現場の警備体制を強化する狙いがあります。
  • - プロジェクト参画組織とその役割
- 東急株式会社:全体の進捗管理及び調整を担当。
- NTT東日本株式会社:ICTに関する技術やサービスを提供。
- 株式会社アジラ:防犯カメラの設置・管理や行動認識AIによるデータ分析を行います。
- VIE株式会社:ニューロミュージックを活用した自粛要請活動の支援を検討。
- 渋谷区:関係団体への説明及びパトロール隊との連携を推進。
- SII:プロジェクトの進行役として関係者との調整を行います。

目指す未来


このプロジェクトは、渋谷区が「迷惑路上飲酒ゼロ」を達成し、市民のウェルビーイング向上を目指すものです。渋谷区は、新しい取り組みを通じて、スタートアップエコシステムを牽引する街として機能することが期待されています。

渋谷国際都市共創機構について


一般社団法人渋谷国際都市共創機構は、渋谷区の基本構想に基づき、スタートアップ企業の支援やさまざまなプロジェクトを通じ、国際性と多様性に富んだ街を創出することを目的にしています。公私の柔軟な連携により、地域住民が誇りを持てる街づくりを支援していく所存です。

お問い合わせ


本プロジェクトに関してのお問い合わせは、以下の連絡先までどうぞ。
一般社団法人渋谷国際都市共創機構
メール:[email protected]

今後、渋谷がこの革新的な取り組みによって、より清潔で快適な街に変わることが期待されています。ぜひ注目していきましょう。


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