超小型無人建設機
2025-09-10 13:09:06

除雪ドローン技術を応用した超小型無人建設機「UGV-F11RC2」の魅力

エバーブルーテクノロジーズが発表した新たな無人建設機「UGV-F11RC2」



エバーブルーテクノロジーズ株式会社が、革新的な新製品「UGV-F11RC2」を発表しました。この超小型無人建設機は、同社が長年にわたり開発してきた「除雪ドローン®」の技術を応用し、2025年12月の販売を予定しています。

「UGV-F11RC2」とは?



「UGV-F11RC2」は、Unmanned Ground Vehicle(無人地上車両)の一種で、建設、農業、災害対応など多岐にわたる現場での運用を想定しています。人手不足や作業負担の軽減を図り、社会的な課題解決に寄与することを目的に開発されました。

開発の背景



エバーブルーテクノロジーズは、北海道などの豪雪地域における雪かき作業の重労働を軽減するために「除雪ドローン®」を生み出し、安全で効率的な作業を実現してきました。その結果、多くの現場で「除雪以外にも使いたい」という要望が寄せられ、特に建設や農業の分野では以下のような問題が顕在化しています。

  • - 高齢化による労働力の減少
  • - 危険作業に伴う事故リスク
  • - 労働環境の改善に対する強い要望

「UGV-F11RC2」は、これらのニーズに応える形で進化したマイクロ重機です。

特長のご紹介



「UGV-F11RC2」にはさまざまな特長がありますが、いくつかのポイントを挙げてみましょう。

1. 高出力と安定性



この無人建設機は、独立した4つのモーターを搭載し、合計1000Wの出力を誇ります。このおかげで不整地や斜面を安定して走行することが可能です。電動駆動方式を採用しているため、運用コストも抑えつつ、環境に優しいCO₂排出ゼロを実現しています。さらに、静音性も高く、屋内や密閉空間での使用にも適しています。

2. 超小回り設計



「UGV-F11RC2」はスキッドステア方式を採用し、最小旋回半径はわずか0.5m。狭い場所でも自在に操縦できる設計がされています。

3. 高い不整地走破性



特別に設計されたローリング・リジッド・フレームにより、常に4輪が接地する構造を持ち、200mmの段差も乗り越えることができます。最大30度の斜面でも安定して走行可能で、高い安全性を確保しています。また、全輪ブレーキを装備しており、急な斜面でも確実に停止することができます。

4. 多様な用途に対応



「UGV-F11RC2」はオプションでブレードを装着することができ、小規模な除雪や土砂の押し出し、平坦化などさまざまな作業に対応可能です。また、FPVカメラを装備することで、危険なエリアでの遠隔作業にも適しています。

想定される用途


  • - 農業現場: 冬季の除雪、整地作業、肥料や収穫物の運搬
  • - 建設現場: 法面の整備、資材の搬送、危険区域での偵察
  • - 災害対応: 倒木や土砂の排除、重量物の運搬、被災地での遠隔監視
  • - 地域インフラ: 小規模除雪、生活道路の維持管理

発売情報



  • - 製品名: UGV-F11RC2
  • - 発売予定: 2025年12月(受注開始は2025年9月)
  • - 価格: オープン価格(詳細は後日発表)
  • - 製品仕様: 大きさは全長1.0m、全幅0.7m、全高0.5m、重さは約90kg、最高速度は6km/h(平坦路・常温時)、稼働時間は約3時間、充電には家庭用100V ACで6〜10時間かかります。

エバーブルーテクノロジーズは、社会課題をテクノロジーによって解決するという理念のもと、「UGV-F11RC2」を通じて現場の省人化と安全性向上に大きく寄与していくことでしょう。


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