コクー株式会社、北九州オフィスを開設
コクー株式会社が福岡県北九州市に新たな拠点を2025年6月2日(月)に開設しました。これは九州地域における2つ目のオフィスであり、女性デジタル人材の育成を通じた地域のDX推進を目指しています。
この新拠点の開設は、地域の課題解決に向けた重要なステップとして位置づけられています。北九州市では、産業構造の多様化や人口減少の問題が深刻で、特に若者や女性に対する雇用機会の創出が求められています。このような背景の中、コクーは「地産地活(ちさんちかつ)」という地域活性化モデルを実現するために北九州オフィスを設置しました。地域で育った人材をデジタル人財として育成し、彼らが地元企業で活躍することを目指します。
北九州オフィスの目的と機能
北九州オフィスでは、地域在住のデジタル未経験の女性を雇用し、彼女たちをDX(デジタルトランスフォーメーション)に必要なスキルを身につけさせる取り組みが行われます。また、オフィスは「ウーマンワークカフェ北九州」と同じ建物内に位置し、ロールモデルの紹介や就業促進イベントの実施を通じて、女性の雇用機会を増加させます。
地域のDX推進
さらに、北九州オフィスの設立により、地域の企業がDXを推進するための環境が整われます。北九州市はものづくりの基盤を持ち、自動車や半導体製造業が盛んな地域です。コクーが育成した女性デジタル人材が、地元企業においてDXを推進することで、地域経済の成長に寄与します。
コクーのビジョンと地域貢献
コクーのCEOである入江雄介氏は、「北九州オフィスを通じて地域活性化に貢献したい」と述べており、地域の若者や女性が活躍できる環境を整えることが、持続可能な地域発展にとって重要であると強調しています。コクーは「すべての属性の人々がデジタルの力を身につけ、自由に働ける社会を目指す」との理念のもと、地方創生の取り組みを厳しい労働市場の課題解決に向けた最優先の戦略として位置づけています。
期待される地元との連携
また、北九州市の産業経済局の担当理事、山口博由氏はコクーの活動について大変期待を寄せており、地域の経済発展に向けた支援の強化を目指しています。北九州商工会議所の堀田靖治事務局長も、コクーが提供するDX人財サービスが地域の企業にとって非常に大きな力となると期待しています。
まとめ
コクー株式会社が北九州オフィスを開設したことは、地域の女性たちに新しい雇用の機会を提供し、DXの普及を進める重要な一歩と言えるでしょう。この取り組みを通じて、北九市が「稼げるまち」「彩りあるまち」「安らぐまち」として魅力的な地域となることが期待されています。今後の展開に注目です。