ココナラが自主採用改革に向けて『HireRoo』を導入
株式会社ココナラがエンジニア採用の新たな試みとして、AI時代にマッチしたスキル評価サービス『HireRoo(ハイヤールー)』を導入しました。これにより、採用プロセスの客観性を高め、効率的な人材選びを実現することを目指しています。
導入の背景と目的
ココナラは「一人ひとりが自分のストーリーを生きていく世の中をつくる」というビジョンを掲げ、スキルマーケットや法律相談、エージェントサービスなどを展開する企業です。スピーディーなプロダクト成長のために、エンジニアの採用を強化する中で、従来の職務経歴書に基づいた手法には限界があることが明らかになりました。
候補者が主観的に記述した経歴書では、エンジニアの実力やスキルを正確に測ることができず、採用におけるミスマッチが生じるリスクが高まります。そこで、より客観的な評価を基にした採用を実現するために、『HireRoo』が導入されました。
『HireRoo』の特徴と利点
このスキル面接サービス『HireRoo』は、単なるコーディングテストにとどまらず、アーキテクチャ設計といった多様な問題形式を通じて、エンジニアの総合的な能力を評価します。コードの品質や設計の意図を深く理解し、応募者のスキルを可視化することで、採用後のパフォーマンス向上にも寄与します。
また、150社以上に導入された実績があり、導入企業は累計で40,000件の選考を実施しています。この中にはエムスリーやfreee、SmartHRなどが含まれ、採用管理システム『sonar ATS』との連携を通じてさらなる拡大を見込んでいます。
ココナラのエンジニア採用の展望
ココナラとしては、『HireRoo』を活用した新たな採用活動を通じて、採用ミスマッチを解消しながら効率性を高め、事業成長を加速させる狙いがあります。エンジニアリング力の底上げを通じて、日本が再びモノづくり大国としての地位を取り戻す手助けをするための重要なステップといえるでしょう。
結び
エンジニア採用における新たな取り組みとして、『HireRoo』の活用は今後の市場に大きな影響を与えると期待されています。ココナラは、引き続き技術力の向上と人材育成に注力しながら、業界全体の改革を推進していくことでしょう。今後も『HireRoo』の効果がどのように現れるか、その動向に注目が集まります。