八王子芸術祭での新作初読リーディング
八王子市で開催される「八王子芸術祭」は、地域の自然や文化とあわせて、さまざまなアート作品が展開されるイベントです。本年の秋、特に注目されたのが新作戯曲の初読リーディングです。このリーディングは、お客様と作り手が一緒に戯曲を声に出し、その内容を共に体験する特別な場となります。「新作初読リーディング」という形式は、多くの演劇ファンにとって新しい魅力を提供するものです。
初読リーディングの内容
12月6日(土)と7日(日)の二日間にわたって、3本の新作が披露されます。俳優たちは初めて対面し、互いに手探りで演じることで、観客に演劇の新たな可能性を示します。このイベントでは、各戯曲がどのように形になっていくのか、プロセスを目の当たりにできる貴重な機会でもあります。
上演スケジュール
1st 15:30 大石恵美(ダダルズ)『燃えるぞ(仮)』
2nd 17:10 中尾幸志郎(散策者)『変顔のダンス』
3rd 18:50 中村大地(屋根裏ハイツ)『ナイトツアー(仮)』
1st 13:00 中村大地(屋根裏ハイツ)『ナイトツアー(仮)』
2nd 14:40 大石恵美(ダダルズ)『燃えるぞ(仮)』
3rd 16:20 中尾幸志郎(散策者)『変顔のダンス』
各回の上演時間は75分を予定しており、アフタートークも用意されています。会場は八王子市第八小学校の家庭科室です。入場は無料で、事前の申し込みが必要となります。
新作戯曲の背後にある発想
大石恵美(ダダルズ)『燃えるぞ(仮)』
大石恵美は、複数人の俳優による会話劇に初めて挑戦します。これまで自身が主宰するダダルズでは一人芝居を続けてきましたが、新たに会話劇を書くことにワクワクしつつも不安を抱いているようです。この戯曲は、初めての技とリズムを使い、かつての熱意を再燃させる試みとなるでしょう。
中尾幸志郎(散策者)『変顔のダンス』
中尾幸志郎の作品は、顔の表情に焦点を当て、誰もが楽しめる変顔の振り付けを作成することを目指しています。表情の多様性を最大限に活かす新しい遊びの形を探求しています。変顔の細やかなバランスやその面白さを皆と共有しようとしています。
中村大地(屋根裏ハイツ)『ナイトツアー(仮)』
中村大地は、自己の経験を基に新しい作品を生み出すことに挑戦しています。人間味あふれるキャラクターや、思いもよらない物語が展開することが期待されます。ここ数年のワークショップでの取り組みが、実を結ぶ瞬間です。
まとめ
「八王子芸術祭」の新作初読リーディングは、地域の文化と未来のアートシーンの可能性を感じる貴重な機会です。観客は、「旅人」として新たな表現の旅に出かけ、作り手との共同体験を楽しむことができます。皆様のお越しをお待ちしております!
参加方法は
こちら。